観察力

人に対して、なにかしらプラスになる
後押しをしたいと思っています
そのとき、その対象の人がどういうことを考え
なにが、課題なのかということを、キャッチしてる
ということが、大事なことです


そのためには、相手をみて、相手の思うところを理解できる
観察力をつけるということが、浮かびます
その観察力、いいたいのは、カウンセリングで学ぶところの
まず、先入観をなくすということになろうかと思います


ただ、先入観をなくすって、とてもレベルが高いことだと
気が付きます
実際、日常会話というのは、先入観でなりたってるとも
思います
一度、この相手はこれこれと、思うとそのつもりで日常会話
してるのではないでしょうか


人間って実に、複雑でいろんな面をもってるものだと
想像します。特に若いときは、たとえばまじめな面がそのとき
顔をだしている、さぼってしまう面がそのときはでてる
興味や関心も変わってあたりまえ、といっていいでしょう


だから、先入観なく、会うって大事なのでしょう
そうですが、先ほど書いた日常会話じゃないものを、しっかりやるって
それだけでも、かなりレベルが高いのですね


一方、人間って根源的には、相手に伝えたいということが
あると思います
そうした、「素」の状態に近くなっていくというのが
ほしいことだとも、思います
でもでも、また若いときを思い出すと、また相手にもよるのでしょうが
素をだすというのを、とくに意識してやるとなれば、かなり
大変ともいえます


自分の体験を思い出せば
ちょっとしたことで、相手と一致した、もしくはずれた
なんてことがあって、あ、っと気づくことがあったように
思います
一致したもそうですが、ずれたということを思うとき
逆にああ、自分はこういうことを考えて、欲しいと思っていたのかと
ずれということを通して気づいたなんてことが
あったと思います


結構自分自身のこと、わからないものです
だから、試行錯誤しながら、どうなんだろうとやるのでしょう
ところが、リアルに自分自身と試行錯誤をするのでなくて
結構いまの時代はヴァーチャルでどうしたこうしたが
多いのも気になります


さて、もどって観察力
ここでも意識化の原則というのが、やっぱり気になります
まず、「見ようとしてるか」ということがあります
見るというのも、結構エネルギーいると思うからです


対人援助ということを、思うときに
こちらが、盛んに対人援助なんて思っていても
かえってその思いが強くて、うまくいかないってことが
多いのだと、やっと、ずっと思ってきて、気づくなんてことも
あるんですね


先入観をまったくなしで、それは難しいでしょうけど
なにか、先入観がちょっとはある、それはこうだなと意識して
それを知って望むは、すくなくともしたい態度です