人が育つステージ

先日、偶然会うことができた人
素敵だなと思ったのは、「人を育てる」ということに
情熱をもってるんだなと、感じたことです


実際、結婚式のスピーチでした
小学生の子供たちを音楽を通して、導いている
そういう話がエピソードとしてでてきて、そのことを
人生の喜びとして、受け取ってるというのが、みえて
素敵だ、と感じました


2年ほどまえ、ここ数年で仲良くなってきた取引先の社長さんに
会議での、ワークとスピーチをお願いしました
チームビルディングの話でした
まず、最初に会ったそのチームビルディングのなかで
いろいろやりとりをしようという相手について
どんなタイプなのか、みて、それでアプローチをするという
話に興味が湧きました


人材育成、その「育つ」ということには
チームの内外で「やりとりする」ということがいかに大事か
そういうことを、くりかえし、社員に伝えてきました


若い人が育つ
その要素は、たくさんあるのですが、ひとつの理想形は
あるステージを用意して、そこで思い切り活躍する(踊る)ということだと
あるときに気が付きました
そのステージを用意することこそ、自分の仕事ではないか?
そんなふうに思います


どんなステージがあるのか
ひとつには、「積み上げていくなにか」ということを、イメージします
仕事をするのは大変なわけです。今「効率化」(いかに人手をかけないか)
ということが、経済的価値だと、(本当に「価値」だろうか?)言われ
どんどん、人が仕事で関わる部分というのが減ります


たとえばモノづくりの工場で、人がなにかするというのは
本当に少ない、このイメージは実際自分が就職しようかという
40年ほどまえだって相当ありました、そうなのだと思います


つい先日、幼馴染と話していて、料理の現場も効率化が
優先され、冷凍野菜が使われ、玉子を焼くというのはない
魚をおろすなんてことも一切ないという話がでて、はたして
それで、料理の仕事をしてる人は、充実とか、自分の達成感ということに
つながらないのではと、勝手に心配しました


積み上げていく要素
自分のなかで、技術といっていいことを、積み上げていく
体系化していく、仕事の要素ってほんとに大事だと思うのですが
今の効率化の世の中、そんなことができるのでしょうか?


人が育つ要素がある、ステージとはどんなことか?
当社の会議のなかで、伊東豊雄さんの、美しいものをイメージするためには
一枚でも多くスケッチする、という言葉に反応した、当社のベテランの言葉
いい(コンピュータ)技術者になるには、一行でも多くコードを
書くことだとのつぶやきが、耳に残っています