[]涛声

東山魁夷という画家が
ライフワークというか
10年という歳月をかけて
唐招提寺の障壁画を描いた

涛声という作品を
まえにすると

その波に自分がゆられて
そしてそのゆれで
色の輝きが変わってみえてくるような
そんな
立体感というか
臨場感にとらわれる

その酔ったような感覚が
心地よい

障壁画を見るのは2度目だったが

そのすごさは
予想を上回っていた