年月

一定以上若い人に、年月の重みみたいな
話をするのは、なかなかしんどい


先週は社員旅行
そのなかで、ひとりの社員が
僕は落語が好きです。「名人」と呼ばれた人が
30年、40年といわば人生をかけて磨いている技
そのことがすごいと思う
素人が、素人芸などと、落語を軽々しくやるなんて
ちょっとやだな
という話をしていた


こうして、自分が好きになった世界を語ったりできるのは
いいことだと思う
好きだから、大事にしようと思う
その好きなことが、なにか軽々しく扱われるようなことが
あれば、それはいやだといっていいと思う


社員旅行の宴席で、少ししゃべってほしいということになったので
そのことを例にだして
年月を重ねるというのは、大事だし大変だねという話をしました
我が社は36年と5ヶ月続いてる会社です
その年月を重ねてくるということは
ひとことではなかなかいえない、いろんなことがある
そのひとつを、例にだすとすれば
「ピンチをチャンスに変えてきた」ということだと思う
さきほどの、落語の話にしても
その30年、40年続けていくのは、きっと「もうだめだ」と思うような
壁にあたることもあったのだと思う
そうした壁を乗り越え、壁を乗り越えた人にしかわからない
味なりをだして、また進む
そうしたことをしてきたのだ


会社もそうありたいと思う
ピンチをチャンスに変えられる、そんな会社で
あり続けたいと思う
先日も長く取引のある会社とまかりまちがえば
これで終わりかという局面があった
長く続けるのは大事、そしてたったひとつの言動が
その取引を断ち切ることになるという怖さも知らなくては
ならない


ピンチをチャンスにかえる
それは、簡単ではない
でもどうしても意識していかなくては
ならない、キーワードです