仲良くなるってこと

学生のころは、演劇をしていた
よくいわれることに、「アンサンブルの楽しさ」というのがある
演劇って、出演者、キャストがいればできるなんてことは
ぜんぜんなくて、例えば、小道具、プロップ、大道具、セット
メイク、衣装、ライト、会場の設営、そして演出、はたまた、会計係とか
たくさんの人の協力でなりたつ
いわば、ひとつの世界を作るのに等しい
そうしたなかで、横の連絡はどうしようとか
やっぱり観客がはいることとか、もちろんキャストのいまの状態は
どうだ、演出方針はどうしよう、目にみえるものではセットの
できもある、ライティングについて気をくばることも必要
あらゆる、問題、こうしたいという思いなどを、解決して、
議論して、物事をきめて、公演当日を迎えるのだ


こうしたことは、いっしょにやった仲間と仲良くなるのには
とてもすばらしいことがある
いっしょに、汗を流して、ひとつの目的にむかっていく
人生の生き方を学ぶ場になるといっていい


仲良くなることは、ひとつ、やはり困難を伴うようなことを
いっしょに汗をかいてやることなんじゃないか
今日は社員旅行だ
旅行そのものは、いまは車で移動だし、あまり「困難」は
ないかもしれないけど、やはりお互いが元気なことを確かめ
これから、生きるということに対しての思いを語ってみたりして
楽しい時間になればいいと思う


旅行というのも、とくに、交通手段などが発達してない頃のことを
思うと、大変なイベントだということがある
いまは手軽に、高速道路を使い、飛行機や新幹線を使い
移動の時間は極端に短縮されて、例えば、私が学生のころだったら
泊りがけででかけていくところが日帰りになったなんてことは
たくさんある


便利になったということは、それだけ例えば、「仲良くなる機会」を
減らしてるということもいえるのかもしれない
年に一度の社員旅行、なかなか貴重な時間です
どんな楽しいこと?待ってるかな