自分を洗濯

坂本龍馬は、日本を今一度洗濯するといって
幕末の嵐のなかで大きな仕事をした


人間、自分をときに洗濯して、自分という人間と
向き合うのが大事だと思う
なにかができるようになって、天狗になる
大事ななにかを失って、ふさぎこむ
理不尽なことと思って、憤る
自分とまったく違う境遇に、感じ入る


生きていれば、いろんなことがある
フラットでいたいと思う、平静な気持ちを
大事にしたいと思う。でも人生はドラマです
どうかすると、見過ごしてしまうけど、大変大きな
出来事がおこって、感動したり、胸がはりさけるような
思いをしたり。またそんなふうなはっきりと
どーんと迫ってくることでなくても
ほっこり楽しいこと、うれしいこと
じんわり、涙がでることなど、あるものです


ときには、自分の気持ち、自分の生き方を
洗濯して、本来の自分にもどりましょう
ずっといままで生きてきたことを大事にして
人のつながりをながめて、肩の力をぬいて
いわば、両手に何ももたずに、自分をみつめてみたいと思う


そういう、バランスのとれた、生き方ができる人というのは
ほんとにすばらしいと思う
そして、やはり、洗濯した状態というのを少なくとも
覚えておいて、そうした状態に近づけていこうという
意識をもっていたい


坂本龍馬は、幕末に生きて、例えばアメリカの話を聞いて
「将軍を入れ札できめる」などと、国の形がまるっきり
ちがうのを思い、日本をよくしていこうと
大きな働きをした
あこがれの存在
そして、その大元は、まわりの人を大きく愛してやまない
その生き方なのだと、何度か「龍馬がゆく」を読みながら
思いをはせる・・・