映像を見る

先週、自ら企画した社員研修のなかで
映像をみて、自分の考えるヒントとするという
プログラムを、やりました


実際、メインのプログラムが、メインディッシュだと
したら、「箸休め」という感覚の、少し、頭をシャッフルして
くださいという意味あいです


でも、映像というのは、なまなましいし、インパクトが
あります
見たのは、NHKの「プロフェッショナル」で、高校のバスケットボール
全国大会を何度も制してる、すご腕の監督のチームビルディングです


その監督井上氏は、強さの秘密は、信頼だと言い切ります
監督と、ひとりひとりの生徒の絆の強さということが
しのばれます
インタビューに応じた、生徒、言葉が明快です
自分のやりたいことが、はっきりして、先生を信じてるから
でてくる、なめらかな、言葉。きっとこういう体験をした人は
そのあとの、人生もチャレンジありで、充実したものに
していくのではないかと、感じます


拡大解釈をしてくださいと、見るまえに、社員に言いました
立場も、年齢も、前提となるものも、もちろんちがう
だけど、同じ日本人だし、比較するというのなら、まだまだ若い高校生の
話だし、彼らにできて、自分たちにできない、というのは
ちょっと、情けないかもしれないです
あ、もちろん、バスケットのプレイじゃないですよ
その絆、信頼関係を作るということにおいてです


チームビルディング、というときに、信頼ということが
くっついてくるというのは、考えなくても、あたりまえの
ことなのですが、信頼されたこと、信頼したことが、あまりに
経験が薄いと、ぴんとこないということが起こりそうです


体育館で、井上氏の怒鳴り声が響きます
それでも、生徒はびびったりせず、力をだすというのです
怒鳴り声、生徒は井上氏が、ほんとうに怒ってるのではない
ということがわかってるというのですね


ときどき、直球で、厳しいことも言い合える、仲間になろうと
社員に言います
簡単ではありません。だけど、そうしたことがあってこそ
「仲間」と言えるのではないでしょうかね
人間だれしも、弱いところを、もってるものです
仲間になら、そうしたことも見せて、乗り越える知恵を
考える、ひとりでなくて、いっしょに考えるということを
していきたいところです


いいものを、いいと認める心を育てたいと思います
人間は、成長してこそ、なんぼですね
成長のために、なにが必要か、いつも考えてるといのは
健全なことです


2年前、TJK、会社が所属してる健康保険組合
メンタルヘルスのカウンセラー養成講座に参加して
みせてもらった、事例研究のための、映像があります
その映像をみて、ただ、文章でなぞるだけでない
迫力と、切迫感、拡大解釈しようとすれば、できるなと
思えるいろんな、ニュアンスなど、伝わるのを感じました


うまくつかえば、いいのですが、もちろん、拡大解釈って
やりかたによっては、自分の都合のいいことだけ、みるということ
にもなりかねません。けど、そのままぴったりの事例だけしか
感じないということでなく、いろんなことを、自分の糧に
していくのには、必要な、やり方と、思っています


また、いい映像をさがして、意見交換してみたいですね