久しぶりにドラマを見る

昨日、TBSの地上波にて
向田邦子原作の、昭和のにおいの
ぷんぷんするドラマをやっていた
初老といってもいいかもしれない
設定としては50代だろうか
竹下景子石坂浩二の演じる、カップルは
すがすがしいといっていいほど、よかった


ほんとうに、自分がどう思うかはちょっとおいておいて
世間的に若いということは
ある面、ストレートすぎて残酷かもしれない
若いから、恋をする
若いから、いろんなことをがまんしない
そうしたときを経てきたら、若い人のいわば、なりふりかまわぬ
言動も、ある程度許しているということがある


お互いつれあいをなくした、男女がひかれあって
子供がいたりしたら、秘めた恋として
ひそかに、思い続ける
このドラマでは、時計のネジをまくという
表現で、お互いはげましあっていきていくという
描き方をしている


最近しりあった50代のかた。家族の介護と仕事
独身でいる身のせつなさを語っていた
人間って、ふたりでひとつというところが
あるように思う
はげましあって生きてる


同じドラマにでてきた万田久子のセリフ
「ああ、いい天気ね」「今日はいい調子ね」とか
なにげないことを気を使わずにいえる相手と
いたいということ、それは人間だれしももつものでは
ないの?寂しいのよと


ドラマだから、もちろん作られてる世界です
でも、年齢というか年輪というか
一定の経験をもった人がだせる味のする世界
きっと、竹下も石坂も万田も
このドラマの設定だからだすというより
それぞれの人間の味をだしてる、いい演技だった