言葉

もう会えなくなって何年だろうか
4年くらいになるかと思うが
言語学を極めたいといって、フランスに
留学した後輩がいる
私の大学では、確か工学部だった
言語学を極めるには、人間の根源、いいえ生命の根源まで
話はさかのぼるという
そんな話を、夏にかえってきては、何度も話した
途中から理解できなくなるのだが
面白くて、また来いよといって別れた
毎年くるものだと思っていたのに
どういうわけか、ここ数年あえてない


人間は言葉をもっている
言葉があるから、人と交流できるところがある
言葉があるから、考えるということができるところがある
そうだとすれば
言葉を大事にするということは、人生そのものを大事に
するといっていいだろう
医者でエッセイストの斉藤茂太さんは、気が付いたこと
いいと思ったことはどんどんメモをしなさいといってる
そこまではいかないが、でかけたときは
はがきと切手をもっていて、仲のいい人にはがきを書く
もらってくれた人は例外なく喜んでくれる


たった、一枚の紙に書いた
なにげない言葉が、人を喜ばせるのなら
ぜひ、続けたいと思う
そして、書いていると、表現力というか文章力というか
足らないなぁとしみじみ思う
こうなると、スポーツといっしょ
やっぱり、文章をうまくかけるようになるのは
いっぱい文章を書くことなんだろう


私は、言葉に対してこんなふうなアプローチをしてるのだが
そうそう、このブログをかきはじめてくらいから
フランスにいったあの後輩に会えてないと思うのだが
今度あったら、どんな話ができるのだろう