山への思い

東山魁夷が、学生のころ、木曽の山々を仲間と
キャンプしてまわって山の美しさ、すばらしさが
心にしみて、その後の山を描く製作に
つながっていった
という話を、東山魁夷の回顧展が近代美術館で
一昨年あったときに、見た


それにならってというわけではないが
山に思いをはせる


なぜ山に登るのか
そこに山があるからだ


これって、なんか禅問答のようで
んん?って感じる言葉なんだけど
山を目の前にしてみると
かみしめたくなる言葉と思えてくる


山は古くから信仰をあつめていたりするが
くっきり目の前に山があらわれたとき
思わず、拝んでしまうような、厳かで
どこまでも澄んだ気持ちにさせてくれるなにかが
山にはある


・・・そこに山があるからという
説明は、説明というよりその場にたって
感じることで
その感じるということが、言葉じゃなく
理屈じゃなく、気持ちを動かして
山に行きたくなってしまう


人は何かを感じて、感動して
なにか自分を変えるようなことができるんです
だから、感動するということを
たくさんしたいと思う


山は、感動させてくれるなにかが
あるんです