まぶしい季節

今週は月曜日から、晴天が続きとても気持ちのいい陽気に
なっている
6月1日といば、夏服にかわるタイミング
空のいろがほんとうに明るくみえる


いろんな場所に、アジサイを見る。これからの季節の花と
いえば、アジサイだろうか
もう10年くらいまえだろうか、千葉の本土寺アジサイをみにでかけた
杉だったと思う、並木道を歩いていった先にかなり広い境内のお寺があった
もっこりした、ゆるやかな丘にみえるようなアジサイが咲いていた


鎌倉の明月院は、アジサイであまりにも有名だが、↑の本土寺にもいえるけれど
タイミングを狙った季節の週末は本当に混んでいる
鎌倉でいえば、最寄り駅の北鎌倉から明月院までまるで、初詣のときのような
行列が続く
こうなると、花を見に行ったのか、人を見に行ったのかわからない


アジサイの花のきれいなところは、グラデーションのきれいさではないかと
思う。最初白く咲いた花が、ブルーに、ピンクに、紫に染まっていく
その染まりだした、色の微妙さは、なにか人間の気持ちの変化の
微妙さを思わせるのか、ひかれるものがある


10代の終わりごろだったろうか、確か受験勉強に飽きて
自分で自分に、「今日は気分転換しよう」と言い聞かせて
きままに歩いた日に、アジサイをみたことを思い出す
2時間くらいだったろうか、歩いていて、自分のいまのなすべきこと
それを思っていたのだと思うけど、自分の気持ちがどうだったかは
結構記憶はあいまいになってしまっているが
アジサイが、きれいなグラデーションをみせていたのは
なぜか、よく思い出せる


7,8年前に、秋田と青森にまたがる、白神山地にでかけた
しっとりとした、雑木林を歩いていると、アジサイが多い
がくアジサイをもっと素朴にしたような、野生のものだ
観賞用には、みなさんご存知のボール状に花がみえるものが
いいのかもしれないが、野生のよさ、そのときのしっとりした空気が
居心地よくて、白神山地を思い出すとき、野生のアジサイ
必ずでてくる、大事な風景の一部だ


しっとりした、空気で深呼吸、そういうことって、とても大事だし
必要かなと感じます