東山魁夷という、日本を代表する画家がいる
東京藝術大学在学中に、仲間と木曽を旅した
海の近くというか山にあまりそれまでなじみのなかった
東山魁夷が木曽を旅したことで、山の美しさに目を開かれ
その後の山をテーマにした、製作につながっていったという
確かに山を見ていると、どんどん見てしまう
そう意識したのはいつからだろうか
もう4年前くらいになるだろうか、富山県の立山にでかけた
ケーブルカーやバスをのりついて、室堂という見晴らしのきく
高原にきたとき、雄山の雄姿にすっかりみせられてしまった
そうした山の美しさ。なかなか感じられるような場所にちょくちょくは
いかれないのだが、東山魁夷の絵は山の美しさ、深さ
そして、人がひきつけられるような魅力を伝えてると思う
先週の週末に知り合いが、長野、善光寺にある東山魁夷記念美術館に
いったと、知らせてきた
山を描いた絵がよかったでしょうと、返した
今年の夏に、長野白馬にいって、ドライブしたときに
寄ってみたパンやさんが、まるで東山魁夷の世界のような
きれいな湖がありますよという案内をしてくれた
高浪の池。
そうした案内のひとことで、絶対いこうと思った
東山魁夷の魅力は、色彩も構図もそして細部にわたるリアリティも
すべてなんだと思う
画家の目がとらえたものが伝わってくる感じがするのは
とてもうれしい。
そして、それを仲のいい人と共有できれば、なおうれしい
おそらく、まだアートにあまり親しんでない人に東山魁夷は
とてもいい入門になると思う
美術館が人との交流に、彩りを添えるってステキだ