1990年から20年

1990年に東西のドイツが統一してから20年
こうした、時のながれを思うと、おおっと声をだしたくなる


日本はバブル崩壊から、景気低迷の時代へと、今日の日経新聞の社説は
ひとことですませて、ドイツの話をしてる
別にこのブログでドイツの話をしようというのではない
自分の歩いてきた道と思い浮かべて
なんていろんなことがあったのだろうと思う


ひとつ思い出すのは少なくとも1990年代の前半は、いまでいう
人のリストラ(リストラは本来はリストラクチャリングだからちがうけど)
なんてなかった
人員整理は、たちゆかなくなった企業がどうしょうもなくするものだった
いまはちがう


少なくとも1990年代前半くらいまでは、経済成長が続いていくことが
信じられた。15年を超えて経済成長率が1%未満という平均だといういまは
信じられない。ただし、前にも書いたのだが、例えば外国為替。1ドル150円を割るという状態に、日本中大騒ぎしたのは、確か1986年くらいだったか
20数年で、81円台まで円高が進む
これで、経済成長を続ける国ってほかにあるんですか


この前の記事に、中国は為替の変動をのらりくらりとかわしていて
したたかだ。それに比べて、日本はプラザ合意などであっさり円高
なるのを認めたとある。おかしいでしょ、少なくともそういう書き方
中国の為替についての操作は、日本と比べるものなのか?


20年という月日は確かに長い
自分が生きてきたということで、おそらく比べようもないところが
ある
伊勢神宮遷宮は20年だが、これは技術の継承ということで
意味があることだという
20年に一度すること。例えば20代で経験したことを40代でする
ある人は30代で経験したことを50代でするということか
そういう意味で、20年というのは重くうけとめてみたい気がする


いま、日本のよさがなくなっているとか、いいえ人間としての
さがみえなくなってるような、見方までする世の中の変化の
速さがある
実際私だって、その速さに遅れまいともがいてあせっている
そして、その変化にもういやだといいはじめた人もいるようだ
いまをしっかりみておかなくてはいけない
そして、まだ変化するこの世の中、それをチャンスだと思い続ける
エネルギーを持ち続けたい