彫刻を見る

この3年くらいだろうか
彫刻を見るのが楽しみだ
彫刻を見ること
最初に私のハートを射止めたのは
荻原碌山の「女」
恋愛感情を、アートに昇華させた
その対象の女性の娘がみて、「あ、お母さんだ」と
言ったとか
リアルで、生き方そのもので、迫ってくるものがある


次に気になったのは、高田博厚
安曇野の豊科近代美術館にある、トルソーであり
女性の全身像
もちろん、荻原が表現したい、女性とちがう
ある種、威厳といっていい、それでいてやわらかさが
伴う。やはり高田の生き方がでていると思う
そして、愛し方も


実際のところ、彫刻をみてみようかなと思う
きっかけは、高田博厚のほうになる
というか、伊藤玄二郎の「風のかたみ」に高田が
紹介されていて、その記憶があるうちに、安曇野
実際の高田の作品をみたから
安曇野ということも、私のアートの思いには
大きくかかわる


それからだんだん、彫刻を見たいという思いが
高まって行って、静岡県立美術館に、ロダン
訪ねてみた
また、琵琶湖のほとりの佐川美術館で佐藤忠良
見に行った。佐川では、触った


高田がマイヨールやデスピオを意識して
佐藤は、ヨーロッパでの展覧会を開いて
あなたは私にとってはデスピオだと賞されたという
荻原は、ロダンからわが弟子だといわれたとも
いうけど、やはりロダンを中心とした
現代の彫刻の流れになんらか、かかわっていってる
と感じる
今日ここに書いたアーティストの作品の心をうつ
そのもとは、生き方そのものにエネルギーと
どこまでも高い精神性を感じるから


また、そうした作品に会いたくなってる