対人援助

今日、社員が書く評価シートを本人と管理職が
いっしょにみて、本人のキャリアデザインについて
話すという時間がある


こうしたときに、おちいりやすい間違いは
フォローをするという立場の管理職が、いいたいことを
ずっとしゃべってしまって、本人は、ああそうですか
そのとおりにやりますとなることだ


そもそも評価というところは、もちろん一定のところ
会社のためになるという前提をつけるだろうが
本人が今後やっていくことを、さがしていき
本人がイキイキと仕事してもらうための
「やることリストアップ」なのだから


河合隼雄先生は、カウンセリングを語るという本にて
表面にでている様子のその一段深いところを見れるように
なりなさいと、教えてる
一段深いところの、やりとり、コミュニケーション
どうすればいいだろうか


まず思い浮かぶのは、普段からの言動にて、本人がなにを
やりたいのか、感じ続けるということになる
「技術者であれば、技術のことに興味があるだろう」
これは正解ではあるけど、「いつも」とか
「どんどん、そうか」という視点でいうと、Noというとことも
あるのではないか


つまり人間って複雑ですね
自分でやりたいことを、自分で大事にして行動できることって
ものすごく、大事なのですが
必ずしも、そうは人間できてないということがたくさん
あります
前にも書きましたが、たとえば楽器
たとえば歌舞伎役者
3歳からやっていますという話になったときに
そんな小さいときからやればね、それなりになるはずだよ
なんて見方は、浅はかで
3歳からだとしたら、ずっとやり続けていることに驚くべきなんでしょう


自分がこうと決めた道をずっと続けてることに
とっても感銘をうけます
そんなふうなことを、思い出しながら
ひとりの人と向き合うこと
大事にしていこうと思う