文章の表現

この前、飲んだかたと話していて
そのかたの、文章のうまさを話した
ひとつには、その文章を読むと、情景がビジュアルに
想像できるということ


ユーミンの歌を聴いていると、光景が目に浮かうような
気になる。
高速道路が、滑走路に見えたという中央フリーウェイ
風のなかでの相手の姿をきりとった、カンナ8号線


冒頭に書いた彼のブログには
飲んだときの別れかたが、新宿の人並みに消えたとあった
人は出会って、別れていく
その大事な一瞬を、いわば新宿の人を借景に、表現


無理にやるとへんだと思うけど
たとえば、演劇の舞台装置が、映画においての
シーンが、目に焼き付いていくように
文章のなかでも、伝えたいことが、ひとつの絵として
残ったら、素敵だ


毎日ブログを書いていて、考えがすーっとまとまって
すらすら書けるときと、そうでないときがある
すーっとまとまっているときは、頭に書きたい絵が
ひろがってるときなのか


絵ということで、去年の夏に安曇野で見つけた
山下大五郎。安曇野の田植えの季節の美しさを伝えていて
その輝いてる田んぼを見たくて、今年のゴールデンウィーク
安曇野の池田の丘にいった
美しさを求めて、目がどうしても、山下大五郎のシーンを
さがしてしまうということもあったけど
美しさは目に残った


いい文章を書くのは、いい文章を読むことから
美しさを感じるのは、いい景色であり、自然のなかにある
美しさにふれることから
あせらずに、気持ちを豊かにすることを
意識していけば、いいと思う