つづけること

斉藤茂太さんのエッセイに
人から大切にされるにはというのが
あって、そのなかの一章に
続けることだと書いてある


船のなかで、一心に積み木だか、パズルをしている
ひとりの人がいる。それは何日もかかってやるような
もので、だんだん、少しずつだけど仕事が
進んでるのがまわりからもわかる
そのうち、見物する人が増えてきた
仕事が進むにつれて、見物する人は増えていった
なかには、がんばれと声をかえる人もいた
そしてパズルがいよいよ完成するというときには
相当な数の人が見守り
完成したとき、拍手喝采、みんなで喜んだ


楽器の演奏にしても
絵を描くのにしても
そして、いろんな仕事にしても
続けていくことって本当に大事
そして、できれば、ちょっとずつうまくなっていく
そうしていきたいし、そう信じたい


ときどき、まったく自分と違う仕事をしてる人と
話すと、とても刺激になることがある
そして、いままで気が付かなかった
そうした、自分と接点が少なそうな人からも
刺激がうけれるように自分のアンテナを高くしていたい


書を書いてる人から、その集中力とか、題材をさがす
気持ちの持ちように、いい刺激をうけた


若い、営業の人(これは相当自分の仕事と接点が多いが)
の意欲に刺激をうけた


画家の、おそらく同じ景色を時間をかえて、季節をかえて
見続けて、その一番美しいポイントをしっかりうけとって
一枚の絵にしていく、その粘る仕事のやりかたに
大いに憧れた


生きるということは、苦楽しい(くるたのしい)
人間は習慣の奴隷なので
いい習慣は、とってもいいなにか出会いとか
成果に結びつくかもしれない
悪いというか怠惰な習慣は、おそらく志の低いところに
いきつく
できれば、いいな、自分を高めたいなという
いい習慣をふやして、まず自分で自分を褒めたくなること
そんな瞬間をふやしたいよね