惣菜という宝物

先日、料理をしたことのない父と話をしていて
あー、料理をしないってことは
やっぱり、料理する人の気持ちが伝わらないのかな
なんて思うことがあった


料理のやり方。特に何十年も自分で食事を作ってきたという
人にとって、いろいろなこだわりは、そのまま
生き方といっていいものになってるように思う


だしをどう使うのか
みそ、しょうゆ、塩などのこだわり
野菜の切り方
食器の使い方


家族の好みをしっかり把握して
季節を思い、元気がでるような食事を整える


食事について
やりかたを変えればいいという父の発言は
やっぱり作る人の思いというのを
軽んじているなと感じる言葉だった


こうして書いていくと、食事を作るのって
なんて気にしなくてはならない、要素がたくさん
あるのだろうと思う
それぞれの家のお惣菜というのは
きっと、家族の生き方を反映した、生き方の歴史に
通じるものがあるように思う


野菜をたくさん食べようと思う
いまなら、まだ夏の野菜、トマト、きゅうり、枝豆
それから茄子
野菜をどっさり食べて、そのエネルギーを
いただく。命をいただく


家族とおいしいねといって
にっこりして食べれる食事がいかに大事か
実際、相手にほんとに気持ちをこめて
作った食事ほど、おいしいものはないのだから


惣菜って家族の宝物
家族の存在があるから、惣菜が生きる
っていうこともあるかもしれない
おいしいお惣菜、ふるさとの味、大事にしてますか