長寿

白井貴子という歌手の詩に
「昔から腰のまあるい、グランドマザー
長生きして、長生きしてくれたら、なんでもする・・・」
というのがある


長寿って、大事だと感じてる
まず、人を呼ぶのだと思う
昨日、見たネットでつながる方のお母様の旅立ち
100歳を超えてなお、つい数週間まえまで食事も
しっかりとれて、まわりに気配りをすることができたと
書いてある


日記に、母が長寿のおかげで、兄弟も会う機会が
増えましたと書かれてる
長寿でいることの波及効果
親がいることで、兄弟がつながる
それは本当にそういうものだと思う


いま住んでる部屋から一番近い、鶴見川の橋
その橋(もっとも最近架け替えがあったので先代の橋)のうえで
曽祖父と話したのを思い出す
人を喜ばせることが好きだった曽祖父
私にとって、最初に長生きして、長生きしてくれたら
なんでもするって気持ちにしてくれた方


この曽祖父を思うとき、本当に長寿って
人を呼ぶと思う
じいちゃんに会いに行こうと人が集まった
例えば、同じことを話をするにしても
おじいさんがいうと、人がいうことを聞くのだ
面白い


後から思い出話を聞くと、このおじいさん、自然と
いつも人の中心にいる人だと聞いた
まさに、人柄がそうさせるのだろう


いま思うと、自分が社会人になって
経験を積んでから、はなしてみたかったなどと
思ったりする
もちろん、かなわない話
そしてそんなことを思うとき
記憶をたどって、思い出せるだけの
その方の言葉、そして振る舞いを
思い出して、自分の生きるヒントと
したいと思う


もうすぐ、春
季節が移ることを、感じながら
少しずつでいい、大事な思い出を味わいなおして
生きていく、いまにつなげていきたい