素のまま

このまえ、お彼岸の墓参のときの
mixiでの会話にて、歳をとってわかってくる
いいものに、墓参をして思い出をわけあった人と
楽しいこと、つらかったこを回想して、ひととき
心が洗われるような思いをするのがいい、それは
やっぱり歳をとってからわかるというような文章を
書いた


これも「バランス」がいいことが前提なのだけど
あるときは、素のまま、裸の自分をだして相手にあたって
いいスパークを生み出す
あるときは、ほどよい、距離をおいた関係をもって
相手の心に「春風」を送る


ここでいってる、スパークと春風は、全然別のようだけど
実は隣り合わせであるような気がする
司馬遼太郎の「龍馬が行く」にでてくるのだが
龍馬は、例えば龍馬を狙ってる新撰組と出会ってしまったときなど
相手のぐいっとでてくる殺気を、ふいっとぬいてしまうような
そんな、キャラクターというか、剣法の極意というか
持っていたと書いてる
もちろん、「小説」の話だから、創作かもしれない
剣客どうし、ぐいっと殺気がにらみあえば、スパークするような
勢いでぶつかる。「ガチン」でしょう
でも、↑の龍馬は「ふわり」とかわす、春風でしょう


「ふわり」と「がちん」、春風とスパークを
自分でいいように使い分けられたら、なんていいのでしょう
いまのところ、自分で「いつも」ふわりとはいかないなー
自分が、自分のなかが、「ごりごり」してるからでしょうね


先日、新入社員研修で、「笑顔」が大事といいました
気に入ってる本に、一日10回「ありがとう」といいましょうって
でてきました
仕事をしていれば、そりゃ思い通りにいかないことも多い
新入社員をつれていった、結構古くからのおつきあいの
取引先の部長は、当社の新入社員にひとこと、アドバイス


仕事はうまくいかないことのほうが多いんです。そして一か月その
うまくいかないことをがまんすると、「がまん料」として
お金がもらえるんですよ


ふーん
これも歳の功といっていいのではないでしょうかね
バランスをとりながら、素のままスパークできる相手を
大事にして、それでいて、普段は春風のごとく
余裕と微笑みをもって生きていたいですねぇ