15分で報告を書く

先日の会議で
「自分の頭を整理するという意味で
15分くらいで書ける報告をあげてください」
ということを指示した


15分で書けるという意図は、仮にかなり忙しい状況に
おいても15分のすきまは作れるでしょう
ということがある
そして、もうひとつは仕事のしかたとして、15分あれば
いまのあらましを相手にいえるようなやり方をしてほしいな
ということもある


テニスのレッスンで、早いボールがきたとき、早くラケットを
ふりまわすのではなく、なるだけコンパクトにボールに
面をあわせていくというしのぎかたをする
こうした、ベーシックなやることがあってるか?ということに
コーチは着目するという
ひるがえって、やってることがあってるかという意味でいうと
忙しい⇒できない、やらない
ということでなく
忙しい⇒だから、まだ内容は薄いかもしれないが、15分とかで報告を
するということがあるべき姿だ


会社のなかで、忙しいからこれこれができないということが
「普通」になってるのに、危機感を覚える
ソフトウェアの技術者というか技術者は、一定のところ
一般人より、知識をもち、技術をもって、その知識、技術が
一般人にはなかなかついていけないということが起こる
そのことを、いい意味で自分のために使うのは賛成だ
前にも書いたけど、武道を志す人が、心も育てるということに
こだわるように、一般の人より優れたとことがあるということに
なったら、一般の人より「謙虚」「ていねいさ」をもって
物事にあたらなければならないと感じている


忙しいこと、その忙しさ具合を少なくとも
自分の近しい、味方になってくれる人に伝えておくこと
そのことは、実際自分の身を守るという意味でも
大変重要と思ってる
いまのビジネスのいろんな現場において、管理者がいろんな
リストラとかあって、少なすぎて目が届かなくて問題だという
話をよく聞く
その状況を、悪いほうに利用して、実際自分の本来あるべき姿に
目をつぶり、日々のルーティンをこなすだけ
そんな、いやなイメージが頭に浮かぶ


2週前くらいのこのブログに、会議が活性化することが
いまの当社の目標といっていいと書いてる
それは、一定のところ充実した業務上の活躍が
あるからということを「わざわざ」前提としてつけないと
いけないほど、現状は認識が低いのだろうか?