仲間になる

ごく最近、知り合った取引先がある
先方社長とお会いして、「なるほど」「そうです、そう思います」
ということを、口にだしていた


同じシステムの会社。やはり似てる悩みがあるのだと思う
いかに、優秀な人材を育てるのか、営業のしかた
なにをもって、「大事なこと」とするか
そうした話のなかで、大きくうなづいたのは
「品質を大事にする」という「あるべき姿」を追うという
姿勢だ


このブログにも何度も書いているけど
技術者がいる会社で、大事にすべきは、勝負するべきところは
いい品質の成果物をだして、勝負したいということ
その点を、ひもといて、具体的にどうするのかということは
品質を高めるための努力をいつも忘れない
私が最近よく思うのは、「システム化の目的」を
しっかりとらえることからはじまると思う


システム化の目的がはっきりしてることで
設計書における、留意点とか、実際運用まで心配りされた
システムの在り方が、開発中にもよく情報としていきわたること
そうした、「一貫した」流れのなかで、システム開発が進むことが
望ましい


当該の取引先の社長はいう。ウォーターフォールの進め方には
意味があり、大事だと感じる。基本設計、詳細設計と
勧めるなかで、それぞれの工程の大切さを感じながら
勧めることって大事だ


それに私も応じた。当社の若手で、なかなか一貫した工程を経験できずに
いた担当が、この一年で、詳細設計以降、システムテストまでの流れを
経験することで、それまで学んだ技術が自分のなかでつながり
大変自信をもって仕事をすすめることができるようになった。その
変わりぶりをみて、あらためて一貫処理を経験することが大事と
感じるようになったと


話し始めて、5分という感じで当該の会社とは、「仲間」になれるかなと
感じた。せっかく技術の会社として生きていくなら「王道」というか
本来あるべき姿を目指していきたい。その姿とか進む方法が
似てるなと思えた。このことはとっても大事な感覚だ


「品質」を大事にしよう、ひとりひとりを人間として育てよう
そうしたベーシックな、そして忘れてはならない「基本姿勢」が
似てるということが、大事だし、そう思えた取引先が増えたと
感じることが素直にうれしい


自分が信じてる「大事なこと」を、近い視線でやっぱり追っかけてるなと
感じること、それはとってもいい瞬間だった。そして
やっぱり、いいなと感じること、こうした感覚をにぶらせてはいけないなと
思う。自分の好きな世界に近いところでいえば
スポーツ選手でも、料理人でも、もちろんビジネスマンでも
人間として大事なことは、似ていて、自分で大事と思うことを
感じたら、その実現に少しずつでも、日々努力する
それが、いい生き方と信じてる


スポーツ選手なら、試合でいいパフォーマンスをだすため
料理人なら、おいしい料理を求めて
ビジネスマンは、対顧客満足を高める取引をめざして
日々、自分を高めていく
そうした、正面からいく生き方を忘れないようにしたい