橋の上

我が家は、横浜市鶴見区の潮見橋という橋の近くにある
今日、ウォーキングにでかけていって、その橋のうえで
しばし深呼吸してみた
金星?だろうかひときわ明るい☆が、東の空にあり
じんわり、青というより、墨がところどころ青みがかかって
みえるというような、墨絵の世界のような
空が広がっている


秋の空、特に朝の空は美しい
橋の上はさえぎるものが少なくて、こんなに美しい空が
みれるのかと感心する


いま、会社でじょじょに社員が集まり、それぞれが
技術という武器をもって、仕事をしてる
そうしたなか、会社のいいところをだそうという気持ちで
昨日、一昨日は宿泊研修を試みた


せんだって、読んだBRUTASの特集号においてでてきた
大変人気のあるレストランのやりかたがとても気になった
シェフひとりひとりが、個性的でかつ協業する姿勢が
素晴らしいというのだ。ひとつは、ランチタイムとディナータイムの
間を使って、自分たちの作ったメニューで、わいわいやりながら
食べて、打ち合わせをするという


作っていく途中においても、たとえばあるソースを味見しながら
ああ、ぼくならここに、少しドライハーブをきざむねとか
意見をいうという。決して強制ではない。フラットに
ニュートラルな感覚でという
いいなと思った。その様子を自分たちはオーケストラでなく
ジャズバンドなんだ。相手を尊重し
ときに、相手を押し出して、目立つフレーズを弾いてもらう
けれどそのウラでしっかりリズムをきざみつづける
そんなふうに、即興でお互いをだしあい、自由を保ちながら
楽しむ


このジャズバンドは、すばらしい感じだ
楽しいし、自由だし、おそらくスタッフはとっても
クリエイティブな時間をもつことができる
でも、ひとりひとりにかかる責任は重大だ
常にいいパフォーマンスを求められるので
きざむ、リズムがずれだしたら、こわいことになる


ドゥダドゥダドゥダ、パ、パ、パーラ、パーラ、パパパ
といい演奏を奏でるのには、ウデがいるのだ
自分はプレイヤーでかつ、その演奏がまだまだ
行けるのか、見極める、プロデューサーをしなくては
ならない
一定の質を伴った、演奏が続けられなければ、客は来ない
見極めが大事


橋の上というような、まわりを見渡せる場所に
いるということがとっても大事だ
ときには、目の前のことをやってるだけでなく
少し先までしっかり見通して、こうしようと
思わなければ、進まないのだ
楽しくも、厳しい、わくわくしていて
びくびくしてる。