命がつながるもと

この夏、20代のころ休日にお世話になった、演劇のサークルで
いっしょにやった仲間が、虹をわたっていった


なぜ、神様は若い命をつれていくのかと、その状況をのろった
子供はまだ、かわいいさかりで小学生と幼稚園だという
なんて、むごいと運命に対して理不尽だとさけびたかった


数日前に、本人のご両親に会う機会があり
おそらくこらえてるものがあると感じながら
生きてる、姿に目の奥が熱くなるのを感じた
別れ際に、つながっていきましょうねと自然と
言葉にしていた


学生のときに、自ら虹をわたった大事な仲間は
いまも、20歳のまま、ときどき、夢に現れる
仲間は、そのご両親や兄弟と話す機会をくれたのだ
なんてこまやかに、愛するご両親かと思いながら
何度も、話し、ときに声をつまらせていた
絶対といっていい、いやされることのない心の痛みを
かかえて、生きていく、いきていかなければならない状況


人の死は、その家族、友人をくっつけるということが
あるように思う
そのとき、いっしょにご両親にあった仲間と
お酒を飲んだ
活動していたときから、15年とかを超えて、交流ができる
そのことがなんて素晴らしいのだろうと思った


もうすぐ、わが社の先代が亡くなって1年が経とうとしてる
縁ある人で集まって、食事でもしながら
また、お人柄をしのびたい
先代が亡くなって、今年は何度も先代のことを思い出し
先代の思いを受け取って生きてる、自分を改めて意識して
そのことを大切にできるという幸せを思う


素晴らしい記憶を、自分のなかにとどめて、誰かといっしょに
生きるヒントにできることって素晴らしい
先代といっしょに仕事したりした期間は、ときにいつまでも
時間を忘れて、語っていた
「生きる姿勢」を教わったのだ
人間の素晴らしさを気付かせてくれる、生きる姿勢
人間だから、まちがいもする。必ずしもビジネスで大成功したとは
いわない。おそらく自分を受け取ってくれる人をせつに
求めていたのだと思う
自分が十分なれたのかというかは、まだわからない
決めてることは
先代の生き方を少しでも、伝えていくこと


命のことを思いながら、人とつながっていくということは
とても大切なことだ。日々の忙しさにまぎれていると
つい、大事なことは?と見失いかけるのだけど
一期一会は、努力して大事にすることなのだけど
実際、人生は一期一会なんでしょう