会社の発展

昨年の秋、おつきあいのある会社の新社長就任パーティがあった
親で、実質創業者である方から、長男の新社長への
バトンタッチ。5年かかったという話がでていた


そうか、5年かけて社長交代をする
仮にわが社でも5年かかるとすると、どういうことを
しなくてはいけないのか、と仮定の話ではあるが、思ってみたら
以外に時間がないことに気が付いた


私が社長をひきついで、おかげさまで12年が経とうとしてる
いろいろいいわけはできるけど、後継者という意味で育てているか
という質問をうけたら、いいえ、まだまだですと答えることに
なりそうだ。
会社が存続していく、一番の前提といっていい、人材の話について
少し視点を変えて、考えなければならないと思ったひとときだった


わが社は今年2名の新入社員を迎える
いまから、どんなふうに育っていくのかとても、楽しみにしてる
人が育つということについて、基本は仕事をしてもらうという
ことになる。2,3日前にみた、ある画家の言葉がでてくる
つまり、ディテールを大事にすると同時に、全体の関係や
単純なつながりがみえてくるということを目指すのだという
それが絵には必要だという。このこと、人生であり
人材育成ということにもつながる大事なことだと思う


新入社員がはいるという、フレッシュな出来事について
わが社の若手は、活気づいてるというように見えた
新しく人と出会うということについて、前向きで気持ちよく
迎えることができる状態は素晴らしい
自分の後輩がふえるということについて、胸をはっていいことだと
いい続けることができるということは、やっぱり素晴らしい


会社として、発展することは、人数がふえればいいというのは
安易すぎる、考えだ。それでは?というと「質」を伴わなくては
だめだということに思い至る
わが社は、若い技術者が元気に仕事してる会社だといえる
そうならば、常に品質についても向上してることを保つ力を
持たなくてはいけないなと、このごろとても強く思う


いいえ、いままで品質について、なにもしてこなかったつもりは
ない。仕事をしていくうえで複数の視点の品質を意識できなければ
当然うまくいかないことになる
いま、当社でおそらくチームとして、会社として品質向上にどうすべきか
さらに考えを深め、成果に結びつけることが必要と感じてる
標準化であり、明文化、チームでの教え方を見つめなおし
あるべき姿を再構築することになる


会社の発展は、もちろん、みんなが望むところだ
そのために、会社のコアなところをしっかり作り上げ
磨き続けなければ、求心力をだせない
いま、とても重要な場面にきてると感じる