バイターン

バイターンという言葉を聞いた
アルバイトからはじめて、正社員をめざす働き方だという
高校の教師がずっとサポートしていくというということも
あった。神奈川県立田奈高校の取り組みというレポートを見た


いいなと思った
ひとつ思い出すのは、家族で仲良くしている人が高校教師で、確か15年まえ
くらいだろうか、聞いた話。彼の勤めている高校では、相当数、
3割とか4割というびっくりする割合の卒業生が、進学もしない
正社員で就職もしないという。


若い人が夢を持てる日本であってほしいなと思う
何も大学に進学するばかりが進む道でなくてもいいと思う


バイターンでレポートの対象になった人は、on the jobの場で
教えてもらうことはすべてノートに書きとっていて、こうしたことは
学校の授業ではやらなかったとつぶやいていた


学校の勉強で自分が納得してそこそこ成果をだすということは
おそらく、アルバイトでできる範囲の仕事に習熟するということ
よりずっと難しいと思う


アルバイトで成果をだすことにとどまってしまっては、その先が
なくなる。故に、はじめのそれはステップとして、プロの道を
歩まなければならない


日本はとっても豊かになった
比較して言えば、30年、40年前と比べれば記憶をたどるだけ
でも、ずいぶん豊かになった
だから、「食ってく」ことに必死の状態の人の割合が減った
食っていくことに必死だと、わがままはいえなくなる
一定のところ「きびしさ」はあたりまえの「正義」として
とおってしまう
その状態は、ある面きびしいが、ある面幸せだ。きびしい状況を
生き抜く力が否応なしについてくる


いまは厳しさをしらない10代20代そして、どうかすると
それ以上の世代もはびこってる。きびしいことに背を向けて
生きていくことにみんながはまってる


現実はきびしいのだ。ゆえにきびしさに慣れていない人は
簡単にあきらめてしまうのだ


上に書いた、ステップを踏む人、ステップアップをしようとする
人に役に立ちたいなとすごく思う
具体的な道筋は見えないのだが・・・