感情的エネルギーとエッジ

昨日の日経新聞、「人材を育てる・生かす 総括」
関西大学準教授 小野善生


引用する


「感情的エネルギー」は社員の仕事に対するモチベーションを高めること
「エッジ」は余裕のない状況で困難な決断を下す能力だ
資生堂の末川久幸社長が「部下が大きく伸びる機会」のひとつとしてあげた
「仕事で修羅場をくぐり抜ける際」がこれにあたる


リーダーが、次世代のリーダーを育てる能力をもつこと。このことを
リーダーシップの定義にいれることを、小野は主張してる


この文章を読んでから「エッジ」ということが気になってる
確かに、自分の生きた道をふりかえっても、「エッジ」だったと
思うことが何度かある。そしていまの自分があるのは
そうした、ぎりぎりのところをなんとかやってきたという
自信であるとか、根性のすわりかたがあってこそだなと
思ってる


そう思いながら、わが社の次世代のリーダーに、私がしたことと
同じ経験をすべきだと、考えるのは、ちょいと浅はかだなとは
思ってる。そうはおもうものの、↑の小野が主張する「エッジ」
という考え方は、なるほどとうなづいてる自分がいる


つまり、自分が経験したような、自分がここでなんとかしなければ
という体験は、同じ局面、同じ事象でなくても、でてくるし
むしろ、会社が発展期にはいってきたといっていい、いまから
ふえるのだということが、はっきりとした可能性としてでてきてる


人間ひとりの人生を左右するような、そんな決断は、企業にいて
人に指示をだす立場なら、どうしてもさけられないものだ
そうしたとき、人生の重みを感じながら、真剣に悩んで
はっきり、しっかり指示をだしてほしいと思う
そうした局面で、真正面に自分の状況、能力、相手に対しても
しっかり向き合い、対処できるのかということが大変大きなことだと
感じる。まさに「エッジ」な状況


このコラムを読んで、ふと思うこと
わが社における、リーダーシップの一番求められてるところが
感情的エネルギーとエッジと↑でつづられた、この文章が
いわんとするところにちがいないのだ


考え続けること
思い続けること
そして、やっぱり、人間は神様が作ったんだと、ある意味、一歩ぬけだして
考えられる、姿勢。
いろんなことがリーダーに求められる
今日のとりあげたコラムにあったように、次世代を育てるということも
リーダーシップには、おのずと求められるのだ