現実を見る

客観的にみて、自分が、自分の会社がどうなのか
ということを、常に考える必要がある


わが社は、システム開発を本業とする会社で、客はどうだろう
従業員の様子はどうなのか、将来性としてどうなのか
収益については、どうなのか


ひとつひとつ、見ていくと、「まだまだ捨てたもんじゃない」
ということも言える
客は増えてる。実際いいなと思う動きをしてる、客に
中心的な動きができる人材で、アプローチしてる
花開いていけば、少しずつ展望もひらけていくのではないか
という期待がある


従業員の様子はどうなんだろう
これも、いいと見える要素がいくつかある
自ら、気付き、技術であり、for the teamという視点であり
やる気が盛り上がりつつある人の顔が見える
新入社員を迎えて、そうした雰囲気がふくらむのを感じる


一方、いろいろ情報収集をしていて、将来性というような
ことを思うとき、エンドユーザの収益状況であるとか、システム投資に
おける姿勢について、厳しいものがあると思ってる
なにしろ、なかなか「これならもうかる」という、ビジネスが
見えてこないと感じる。パワーのある日本国内の事業会社は
海外の将来性のある会社のM&Aには熱心だが、新製品の開発投資などには
どうなのか、と疑問に思う。


また収益性ということも頭を悩ますことになってる
実際、供給過剰とまで言わないが、かなり競争ははげしくなってると
感じる。「相見積」はあたりまえだし、わが社でだした見積もりが
高くてとおらないことは、たくさんでる


システム開発の仕事をしていて、仕事がとれるかどうかというのは
いかに、「実績」があるかということが、最大の武器になる
実績が多い会社は、仕事が集まり、実績が足らない会社は
仕事がとれない
このことは、常になにか工夫にして、カベを乗り越えたいと
思うけど、歴然として必ずあることだ。
わが社は、少しずつ実績を重ねてきた
しかしながら、自分たちがほしいと思う、実績は逃げ水を見るように
先へ先へと、さらに質、量ともに高いものを目指すことが必要になる


わが社がどんな、客からどんな仕事を、受注できているのか
ということを、肌で感じていることがとても大事だ
そして、実績を重ねていくための、体制作りもさらに
力を注いでいくということが、欠かせない


現実を見るのは、ときに「ああ、参ったな」というような
厳しいことも見ることになる。だからといって、見ることを
しなければ、たちまち、進む方向を見誤ってしまうのは
まちがいないことだ
現実を見ること。そして一歩先にどう動くか、どしっと
腰をすえて、考えること。忘れてはならない