表舞台と裏方

最近読んだ本のなかに、仕事も表舞台で活躍する人と、その人を補助する人
また補助する人を補助する人ということがありますねという、表現があった
表舞台で活躍する人は、仕事の手ごたえを得やすい。でも補助する人は
そんなに手ごたえが得られない。まして補助の補助となると
ほとんど、ないといっていい


上司たるもの、その手ごたえが感じにくい立場の人に、仕事の会社に
おける位置づけ、今後の方向だとか、リアルタイムでいまどうなのか
ということを、伝えていくということが大事だとその本に記述がある


とても興味深く読むことができた
確かに仕事って、そのまま、自分がやってることに、手ごたえを感じにくい
ポジションでやることってかなりある。仕事が複雑になれば、まさに
そうだろう
技術者の、難しいところは、一面、責任をもってやるということが
求められてること。つまり指示された、一定の成果物を、一定の
納期までに作っていかなくてはならないということ。でももう一方の
側面でみると、システムが複雑であればあるほど、自分の役割って
みえにくくなっていて、その分手ごたえが感じにくいという
ことがありそうだ


自分がそのままの、表舞台にたっていなくても、責任をしっかり感じ取り
いろんな工夫で、自分が手ごたえを感じている状態を作ることが
大事ということになろうかと思う


なにが大事かということは、人が情報をにぎってることが、ほとんどだ
そうだとしたら、そのキーパーソンにいつも情報をとりにいくといううことが
大事になる


まえにかなり古いつきあいの仲間と話していて、仕事の大事なところが
なかなか、自分の手の中におさまらず、どうもいつもほしい情報がとれて
ないという話をしたら、やっぱり、ポイントは「人」だと思います
という話をしてくれて、はっとしたことがある
重要な情報は人がもってる。その人しか語れない真実ということがある


小説などを読んでいて、キーパーソンとなる人が、どうしてそのキーパーソンに
なりえるかというところを、きちんと描いてるものって、興味がわく
昨日も書いた八重の桜であれば、八重にとってのキーパーソンである
新島襄は、「出会いの人」であるという。アメリカにわたるときに
力をかしてくれた、宣教師がそう。そしてアメリカにわたって、その後
長く支援者となる人にあう。また日本で、山本覚馬、八重とあっていく
八重にしても、新島襄は、新しい世の中を生きようと
リードしてくれる存在になる。八重は、新島とであって、新島も
八重とであって、お互いのキーパーソンになっていく


ひとつの仕事について、表舞台にたっていろいろできるということは
実はそんなに多くないのかもしれない。だから、イマジネーションが
やはり大事ということがありそうだ。相手が大事だなと感じる
ためにはどんな言葉が、どんなふるまいが大事なのか感じているという
ことが。


裏方には裏方の、楽しみ、面白さもあるのだけど、そこまで
いきつくのには、やはりいいチームにいるということが前提と
思ってる