キーパーソン

少し昨日の続きという感じで書きます
キーパーソンに出会うことが大事だという話を書いたわけだけど
このブログに、自分にとって、大事な人というのは、実はもう
会っているのだけど、自分がその大事さに、気づけないという
ことが多いということ、何度か書いてる


仕事ということもそうかもしれない。東山魁夷唐招提寺の御影堂の
襖絵を描くという仕事を通じて、おそらく自分の世界をひろげて
また、自分の生き方ということを、その仕事を通じて、実現していった
といっていいと感じる


鑑真和上が、何度も苦難を乗り越え、日本にやってきた。その日本の日本たる
美しさを描くということを、ずっと考え、日本全国をスケッチしてまわり
構想をねるところから、やりとげたという、絵は私の心をうつ


鑑真が、東山魁夷にとってのキーパーソンになってるという見方もできる
絵を描くということなのだけど、そのことを高めていけば、本当に時間という
カベも超えて、1300年の前に生きた人の思いにふれていくということが
可能なのかなと、思えた
絵ということと、過去にさかのぼってその人の思い、生き方にふれるという
ことでは、昨年あたり、よくおのブログでも話題にした「等伯」の
安部龍太郎が思い浮かぶ
安部さんも、直木賞をとったその記事でいう。等伯が時空をこえて
自分にのりうつって、この世に伝えたいという思いをもって
私をつかったと思えるような、気持ちになれたと


絵のつながりで、もうひとつ書くと、安曇野の美しさを改めて教えてくれた
山下大五郎。この人の絵と解説を、安曇野の池田町立美術館にて
読んだとき、画家、アーティストは凡人が気づかない美しさというものを
わかりやすく、教えてくれる、そんな枠割があるということが
でてきて、ああ、いいなと思い、そんなふうな、アーティストが
先行して、気づいた美しさであり、価値を感じれるような
自分でいたいと思った


人の思い、感じる心にふれる、ふれることができる自分の状態を保つということは
人と会ったときに、大事ななにかを見落とさないということに
通じると思う


ここまで書いてきて、今年もいっぱいおしゃべりをして、楽しい時間を
過ごした、家族ぐるみでおつきあいしてる人のことを思う
というのは、今年のGWすっかりお世話になって、信州でいっしょに
過ごし、北軽井沢のスクエアハウスという別荘に泊めてもらったのだけど
例えば、「ここの景色って、とてもいいよ」であるとか
「このお店は、こんなふうな楽しみ方があるよ」であるとか
いっぱい、いい情報をもらえて、それだけでももちろん、楽しいのだけど
いわば、そうした、自分が楽しんでる思いをこちらにも、伝えようと
してくれてる、そんな思いの共振というか、いわば心意気?といったら
いいか、うれしくずっと笑顔で過ごすことができたこと


人がいいなとなって、いい生き方ができるというとき
やはり、ちょっとお手本もほしいものだ。こうするといいよ
こんなふうな、ふるまいって、人にとって、うれしいんだよ
というお手本を、まさに教えてもらえた


キーパーソンは、すでにあなたのまわりに、いるのではないでしょうか
そして、キーパーソンはチャンスがあれば、あなたにとって
いいお手本を見せてくれると思うので、そんなチャンスを
少なくとも自分から手放さないように生きてほしいな