言葉の不思議さ

ある言葉が、発せられ、それを受け取る人がどう受け取るのかって
ことが、あまり意識されずに、言葉がひとりあるきするってことが
ある


心豊かな感じに生きたいと思う。こんなあいまいな
いいかたはない。ある人は親子関係であり、家族がいい感じで
いいやりとりがあり、円満な家庭をイメージするかもしれない
でもあるひとは、自分の心が満たされる状態、例えばアートに
のめりこむ自分をイメージしてる場合もある
心豊かな感じなんていったら、とらえるほうはほんとうに、バラバラ


人間が成長するなんてことも、まことに広くうけとられやすいことで
心の成長、技能の成長、などなど、めざすところは
ちがってくる
心を思う


人間の心ほど、複雑でままならないものもないかもしれない
そこで、よく人がいうのは、私はこれこれのことをやるという
宣言だ。対人援助の仕事をずっとやっていくと決めるなら
そのことに、一切の自分のもてる力を注力していく
営業という仕事、ものを作り出す仕事、人生をかけるに足る
仕事は世の中に、いっぱいあるでしょう
実は心は、もっとひろがりがあって、もっといろいろ吸収するのかも
しれない。けれど、あえて、自分のせまっていくターゲットは
これだと宣言して、それにより、やらなくてはならないことを
きめて、進んでいく


実際のところ、なにも決めないで、あるがままでいるということも
本当は大事だと、思うときがある。そうした、手になにももたないで
感じること、思ったことを大事にするっていうことは、ときに
誰にでも必要と感じることがある
「前向き」であれば、ぜひそういう時間をもったらいい
いいえ、そうした手になにもない、なにも決めないいっときを
前向きな気持ちで過ごす、トレーニングをしたほうがいいというのが
正解だろうか


後ろ向きに考えると、だいなしになる。生きてることが
しんどくなってしまうように思う


いっとき、そうした手になにももたない状態を作れたとしても、「軸」
となる生きる姿をもってないと、うまくいかないと思う
それが仕事なら、素晴らしい。ぜひ仕事を通じて自分をだして
いってほしい


ときどき、そうした仕事をしてる人に、心に届く言葉を伝えていきたいと
思ってる。なかなか簡単ではない。やっかいなことも含まれる
ことが多い。
相手が大事にしてることを、いっしょに思ってみるのが基本だ
仕事をすることで、自分のこだわりをしゃべってみてほしい
私も、大切にしたいことを、話すことにしよう