先週末は、3連休に一日有給をたして、四国松山に行きました
ここのところ、プライベードでは、続けている、うつわをめぐる旅です
旅は人を元気にするようです。旅先で気持ちよくふれあう人との
交流がうれしい


昨年は、鳥取、島根を訪ねました。そのときも、何度か思ったこと
実際特に地方にイキイキと生きてる人って、どっしりとした
軸をもって、素晴らしい。そうした人が地方を支えてるともいえる
一方の見方をすると、地方のその土地のもつ、澄んだ空気、人間のあったかみ
美しさなどが、素晴らしい人柄を育む


昨年の松江で、出会った若い男性。スペイン料理の店だったと思う
たまたま、自分でも焼き物とかに興味があったのでしょう。
自分の知ってる、その土地の窯元、扱ってるお店などを、いっぱい
情報もらえた。そのなかで、オブジェクトという店にいき
森山窯の、青いうつわを見る機会を得た。そのうつわがよくて
温泉津の森山窯をたずねると、おそらく飼い主の性格をそのままもらった
ナナちゃんが、うれしそうに迎えてくれて、森山窯のファンになった


今回の砥部においても、ねこちゃんもわんちゃんも、なぜかいきいきとして
おそらくは、飼い主のかわいがりようがわかるという感じ
永立寺窯にたずねたときに、出会った猫もかわいかった。ご夫婦ともに
フレンドリーなこと。砥部を大事にしてること、若い人を育てようという
気持ちがしっかりあること。素晴らしい
こうした人にあって、若い人を育ててるよという、場面をみたり、話しに
聴いたりすると、ああ、まだ日本は捨てたもんじゃないぞと思えて
わくわくしてくる


旅をしていて、思いがけず、出会えた人から、いろんな情報がもらえて
そこから旅が展開するって楽しい。永立寺窯の西岡さんは、村の駅、五本松に
いらして、砥部のいまの窯の様子を教えてくれて、お兄さんと呼ぶ
八瑞窯に電話で私たちを紹介してくれた。八瑞窯の白潟さんも、素晴らしい
作家で、その人しかできない作品を作り、また若い作家とふれあい
なにかしら、自分のところからもっていってほしいと、さらりと
話していた


若い人にあって、自分からもっていってほしいというのは
岩井窯の山本さんと、そのまま通じる考えだと思う
どうも、アートも、一定以上の水準の人は、自然と後輩を育てようという
気持ちをもってるらしい。テニスできづかされた、自分が教えてもらった
先輩には恩は返せないので、その分後輩を教えてることで恩を
変えるという心境になるように思う


河井寛次郎の著作から、たとえば、登り窯の素晴らしさは、比類をみないものだ
という話をしったけど、そうした日本が積み重ねてきた、うつわ、焼き物を
作ってきた文化は、しっかり根付いてるようだ
文化は、その担い手がしっかりしていないと、沈滞するということが
あると思う。うつわ作りは、根付いているようにも思う
若い人が育ってるかと


実際、ここに書いた、山本さん、西岡さん、白潟さんも60代後半や70代の
方のようだ。そうみると、そのあとに続く世代は育ってるのかと
感じる。それはどうも世代の色合いということもあるかもしれない


旅は楽しい。人との出会いは、たいへんな刺激になる
今回、松山に宿をとり、松山の街並みにも少しふれてきた
正岡子規の、祈念館にて正岡子規の、人をひきよせてやまないその人となりに
ちょっとふれることができて、どうしてそんなに、ひきよせるのだろうと
気持ちが傾く


生きてる人との交流も楽しいけど、亡くなってなお、人に影響を
与えるようなスターに、気づくということも楽しいことだ
次回はどんな旅ができるだろう