青春の歌

先週金曜日に、NHK BSにて、薬師丸ひろ子の35周年コンサートを
やっていて、くいいるように見た
実際のところ、薬師丸の歌は、おそらくすべて知ってるし
すべて、なじんでいるからだ


セーラー服と機関銃は、まさに高校時代のひとこまを、彩るシンボルか
というような曲だし、年齢が一つ下なんてこともあって
とにかく、芸能人のなかでは、やっぱり特別な存在
そして、テレビに登場しないということも、好ましく若いときは
思っていた。もっともこれは、売り出しかたの戦略らしいけど


曲は流れなかったが、あなたをもっとしりたくて、なんて曲は
その年頃の恋へのあこがれを、代弁してくれてるようにも
感じた。まあ、いってみれば自分の心とピントがあってる
芸能界の人という、まあ勝手というか、向こうの戦略に乗せられて
かもしれないけど、はまっていた


実際、映画はそれほど、いれこんで、好きというのはあまりないのですよ
しいて、いえば、やっぱり野生の証明かもしれない


10代、20代とよく聞いていたし、いまも聞く曲のなかに、ユーミンがある
このまえ、車でユーミンを流していて、ユーミンがいなかったら
ドライブのときの、レパートリィというか、BGMとして楽しむところが
とってもさみしくなるんじゃないかと思った


知ってる人は知ってる、「私をスキーに連れて行って」ではユーミン
曲がバックに流れていて、それをそのままとは言わないけど
海岸線を走るなら、この感じでとか、もちろん横浜あたりなら
海を見ていた午後を、思ってなどと、結構やっていたのです


薬師丸のコンサート、アンコールではというのは、Woman "Wの悲劇"よりを
歌った。ユーミンの曲である
松本隆の歌詞もいいかもしれないが、やっぱりユーミンだなという
ところはある。このころはもう、スターといっていい存在だったし
おそらくレコードセールスも、相当な期待のもとに、発表されてる
そうなんだけど、さすが、ユーミンというは、薬師丸のイメージを
自然にいいほうにアピールできてる


ユーミンのすごいのは、そのイメージが自然に心にはいる、曲を
作れるという点だと思う
先日のデザイナー、佐藤オオキなる人が、あったらいいなを作ると
言ってるが、音楽でいえば、ユーミンはこういう曲がほしいを
作る名手だろう


私の好きなロッジで待つクリスマスも、海を見ていた午後も、そのシーンが
うかび、そうそう、こういう雰囲気が好きだし、いとおしいし
悲しいし、と気持ちをひろげていってくれる感じだ
気持ちがどこへもいけないときに、まさに乗せていってくれる車のように
その次であり、その気持ちそのままであり、展開させてくれるものを
持っているといっていいか


薬師丸は、曲は自分を離れて、聞いてもらってる人のものになってると
思うので、そのころのキーで、そのころのそのままで歌えるように
心がけるというコメントを言った。49歳で、20歳のころの
そのままを歌えるというのは、やっぱりすごいともいえるな
とてもいい感じだった
そして、はじめてきく、薬師丸の「ふるさと」に気持ちはくぎづけ
声の素晴らしさを、堪能できた、夜になった