焼き鳥屋

いろんな場所で、やきとりを食べるのが好きだ
結構、鶏が好きということもある
やきとりって、とてもおいしく、鶏を食べる知恵といって
いいのではないか


鶏肉、皮、つくね、レバー、このあたりは
ぜひ食べたい。はつ、なんこつ、手羽なんかも
好きだ。肉は骨のまわりの肉がうまいということがある
これは魚でもそうだし、そのほか牛や、豚もいえると思う
特に鶏。骨のまわりの肉にかぶりついて、ひきちぎるように
食う。決して上品とはいえないけど、これがうまい


だいたい、鶏肉って、上品に食べようと思ったら
おいしくないと思ってる。クリスマスの時期に、ローストチキンを
自分でやくのだけど、これだって、上品に食べていたら
おいしいところを、のがしてしまうことになる
でもそう考えると、ローストチキンは、しゃれたレストランで
なんて食べたくない、やっぱり自宅でしょ


ローストチキン、内臓は店でとってある、ローストチキン用の
ものを買ってくる。オリーブオイル、塩、こしょう。ハーブとレモン汁
ハーブは、タイム、セージ、ローズマリーあたりをまぶしていく
あとは、オーブンにおまかせ。大きさにもよるけど
だいたい1時間ちょっと、くらいでやきあがる
あつあつの、肉汁したたるローストチキンを食べるときの
至福は、もうなんていったらいいか、言葉にならない
とまらない、食べる。こんなおいしいものがあったか


ローストチキンの豪快さは、ないのだけど、炭火でやいてもらって
そのまま、渡してくれるやきとりは、やっぱりすごい
純粋に鶏のうまさを味わうことができる
牛肉をステーキだったり、スキヤキでたべたり
豚肉を、ソテーにしたり、とんかつにしたり、しゃぶしゃぶで
食べたり。それぞれ、お肉はボリュームと味わいがあって
好きなのだけど、鶏肉はやっぱり鶏でしかだせない
味わいがあるのでしょう


やきとりが、とても好きなので、「ロースター」と
呼ばれる、電気で焼く、やきとりができるものを
買ってきて、家でもときどき、やきとりをやる
去年、夫婦そろって仲良くしてる二人がきたときに
やってみて、焼き鳥好きなその客はとてもよろこんで
くれた。いい肉を使い、いい具合に焼ければ
もうこれは、おいしいのだけど、いい具合に焼くということは
結構大変だったりする


少し前、料理の本でも読んだのだけど、焼くというのは
焼き加減をしっかり見るということは、結構難しいという
さきほどの、ロースターは、タイマーが付いていて、それによって
もう少しとか、加減する。まあ楽にはちがいないけど、微妙な
ところまではいかない
おそらく、プロの焼き鳥屋は、火を起こすところから
はじめて、その肉への火のまわり具合をいつも、気にして
焼いてくれる。やっぱりしろうとができるワザではない


せっかく、焼き鳥屋に行くのなら、カウンターで飲みたい
おやじさんが、渡してくれる串をそのままうけとって
ぐいっとかじりつき、口のなかにそのうまみがあふれかえるところで
きゅっと、酒を流し込みたい
ああ、生きててよかった!って瞬間になる