仕事のカセット化

関心と目標達成への合意をもってもらうために、仕事をしてもらう
このことに、こだわって、いままで読んだ本を読み返したりする


このブログにも何度か、登場した、「仕事をするための、12の基礎力」by 大久保幸夫
には、「委任力」という一つの項目で、人に仕事をしてもらうときの
大事さにふれる。大久保氏は、仕事をカセット化することが大事だという
原稿を書くという、仕事を、原稿の打ち合わせ⇒要旨の設計⇒原稿執筆と
わけていき、さらに原稿の打ち合わせのなかに、参考文献の収集、
関連記事の検索、手元にあるネタの整理、わけていく


これをみていて、なるほど、と思った。そして昨日、取引先の役員の
方と話していて、研修のサマリーといったものをみせてもらったのだけど
その内容が、「仮説」を検証していく過程といったもので
大変興味深かった。仕事って、まさに仮説をたてて、実践できるのか
検証し、だいじょうぶだったら、実践するということの
繰り返しといっていい、部分があると思う


仕事のやり方って、人それぞれ、あるわけだけど、仮設から、実践につなげる
過程をそれこそ、カセット化して、見えるようにしてるのには
大いに共感をもった。ぜひわが社における、それぞれのカセットを
作ってみたい


昨日のブログにおいても、関心と目標達成への合意をもってもらうために仕事を
してもらう、このことがうまくまわるということは、一面経営そのものだと
いってる、自分がいる。長期的に難しい課題にあたっていくためには
なんとしても、このコンセプトを共有して、すすめないとうまくいかないと
思ってる


人間はひとりでは生きられないと思うときがある。それは10代のときから
思ってる。もちろん、人に甘えて生きていいという話をするつもりは
ない。しかしながら、ある事業を達成していくということは、まさにアンサンブルの
ひとりひとりの力を結集するということが、欠かせないと思う


ひとつ、相手に学習する機会を与えるために仕事をしてもらう
ということと、混同するということが、おこりがちだ
いいえ、そういう部分も立場によってはあっていい。ところが
関心と目標達成への合意をもってもらうということを言ってる、もとの
意味、目的は、はっきりつかむべきだ


相手も、関心をもち、目標を達成しようと動いていくということで
双方に学びがあると思う。また相手も完全に一人称で動くということが
どうしても、必要な場面というのは、たくさんあるでしょう
いってもれば、一人称で動いて、目標達成しようと力を結集するからこそ
見えてくるものがあるということでしょう


仕事をするということは、相手をよくしよう、自分だけよければいいなんて
ケチなことでは、とてもとても、すすめない、ハードルがあると思ってる
そのハードルを超える、または超えようとするところに、大事なポイントが
あると思う
そのハードルをいかに超えるか、まだまだ丁寧に考えてみたいね