人になにかをやってもらうのには

ひとりで抱え込まない仕事術 リチャード・アクセルロッド他


この本によれば、人に仕事してもらうというとき
どんな目的かということを、はっきりさせようという
話がでています


ノウハウがほしいとき、手足が欲しいとき、関心とコミットメントが欲しいとき
学ぶチャンスを与えたいとき


こういう4つについて、それぞれ、でてきます
ノウハウがほしい、手足がほしい
この二つはわかりやすいですね
自分でできないということが、物理的にというか
言語でも、このことができないといいやすい


関心とコミットメントがほしい
というとき、本では新しく家族になった犬について
みんなで、しつけたりしていくというときの
自分と妻との関係をだしたり
ふたつの宗教が同居する、教会としての建物の改修
といったことが、例としてでてきます


このこと、いいサンプルがないものかと
ずっと、思ってきたのですが
よく社内でも話題にだす、スポーツがやはり近いのかな
という感じがします
野球のチーム、目指すのは、優勝だということを
いくら口でいっても、ものごとは進まないですね


それでは?どうするか
チームの一員それぞれであり、その応援してくれる家族だったり
地域の人だったり、スポンサーだったり、いわゆる利害関係者を
巻き込んで、一丸となるということが大事だと
思うんですね
まず、関心をもってもらいたい
関心をもってもらえれば、どんなふうな活躍をすることが
その関心をもった人とやりとりできるかもしれない
そうして、その人たちと、やりとりを通じて
チームのありかたがみえてくるという感じがします


さらに、コミットメントです
人が複数、相当な時間をかけて、なにかの成果を
だすということ、しかも、ひとりひとりが、自分のことだという
意識のもと、協業すること。とっても楽しいし
そういうことができなくては、人間社会って成り立たないのですが
一定の人はよくわかってるとおり、ひとりひとりが自分の事
という意識をもつ、このことから、なかなかうまくいかない例って
多いのですね
それには、やはり、決め事に参加してもらうとか
一定の責任をもってもらって、仕事をやってもらう
ということをしないと、なかなか人は自分のことだという
意識には、ならないのではないでしょうか


野球のチームでいえば、どんなチーム
どんな試合はこびで、ひとつひとつの勝利をものにしていくのか
そうしたことに、自分で考えて、自分で責任をもつという
ことをしてもらう
もっと具体的にいえば、まず、守備で、エラーを極力少なくしていく
ということが合意できたとして、自分はショートのポジションで
実際自分の右サイトにきたボールを拾うことは、エラーが少ないが
左サイドにきたボールについて、エラーが多いことが
わかってる、とする。左サイドにきたボールの処理について
集中的に練習をして、それをなくしていくということを
自分のコミットメントとして、もつわけですね


そうした、チームのひとりひとりが、チームでいま取り組んでる課題に
そって、自分の役割、自分のやるべきことということを、マッチさせて
努力しつづけてる。そんなチームって素晴らしいと感じるわけです


いいチームとは
そのチームを構成する自分は、どんな姿勢、どんな考え方を
して、努力を重ねることが、大事なのか?いつも考えてほしい
考えて、深めて、ときに仲間と意見交換もして、進んでいってほしい