評価ってナンダ

人間が人間を評価する。これ、結構大変じゃん、困っちゃうなと思うときがある
会社で、管理職となれば、会社の数字を把握することと、その下位者の評価する
という役割がでてきます


褒めてほしいところを、褒めることができるというのが、いい管理職だと
思います。そのためには、評価される本人がどんなことに、気を配り
どんな仕事に情熱をもって、取り組んでいるのか知っておく、それも
リアルタイムで知っておくことが、条件になります


たとえば、野球でもサッカーでも、チームでメンバーの様子をしっかり
知っていて、「伸びてる」メンバーをさらに輝くように用兵するのが
名監督なわけですが、会社も似てると思います


どんなことに、力を注いでいるのか、それは話をしてもらうと
だいたいはわかると思います。システム開発でいえば、テクニカルな
何かの知識を得る、しくみの理解に目が開くということ、ある工程に
おいて、いい判断ができること、設計であれば、他人が見てわかりやすい
表記だとか、お客様の意図をしっかり深く理解できたなど、テストと
なれば、より高品質につながるやりかたを自分で判断するなど。
仕事で、自分をより高めていけるなと思える瞬間ってあると思います


そうした、自分はイキイキとやってるぞというおもいを持って、やってる
ときは、その語る瞳は輝いているものです。


管理職は、そんなイキイキとした様子を受け取る、名キャッチャーになるということ
が大事です。人、それぞれ出し方はいろいろあるかもしれない
もしかしたら、「さりげなく」しか言わないかもしれない。またここが
いやらしいところかもしれないですが、本人が注力してることが、実は
あまり会社としては、よしとしないこともありえるでしょう。


話し合いをもつということは、本来そこに「気づき」があり
話し合いのあと、お互い進んでいく道筋が見えて、元気になるということに
つなげたい。


わが社でいえば、全体会議と呼ぶ、全社員が参加する月一度の報告会に
おいて、そうした気づきがあることを、私は望んでいる
上に書いたこと、誰かが注力したことについて、会社はそれを
どう受け取るのか。そのことを、確認するということもぜひ
会議の場でしてほしいです


人間はひとりでは生きられない。会社は個人、ひとりひとりを
チームで動いてもらうということをとおして、パワーを活かしていくという
役割があると思う。個々の力が、どうしたらチームの力になるのか
それは、コミュニケーションの力がどうなのかってことに大きく
関わってくる


まず、基本から
自分の状態を、いかに伝えるべき人に伝えておくか
そして、相互に学びあう姿勢があるか
単に知識として、仕事のいろいろを身に着けるだけでなく
知恵として、自分に身に着けていけるか
コミュニケーションの力を、積み上げて、ふつうにディスカッション
ふつうに、ロールプレイが深められるところまで
持っていきたい


この夏、そんな気づきがあることを
期待しています