文化にふれる

昨日、TJKという当社が参加してる、健康保険組合主催のメンタルヘルスセミナーに
参加して、文化が生きる力をはぐくむという話がでる


もう少し正確にいうと、講師の山崎先生はいう
人間を人間たらしめる、前頭葉を鍛えるということは
茶道、華道、書道に親しむことが、有効だと思いますという
絵もいいのではないかという話もでる


日本の「道」とつく、文化は、実はそんなには、親しむ機会が
なくて、外側の話しかしらない。想像して思うに
人間はどう生きて、どんなことが貴重なことかということを
知る、道といっていいと思う


一期一会という言葉がある。一回きり、その場かぎりかもしれない
時間を大事にする。亭主であり、客がともに、作り出すその空間ということを
いとおしむ
なにも、高価な道具を使うとかではない。心と心のふれあい
ということだろう


絵をみて、彫刻をみて、うつわをみて、その人の作品について
生きることが、感じられると、心がふるえます
佐藤忠良の帽子シリーズに、山本教行の、土鍋に
生きることの、よさ、生きていて、素晴らしいよね
という感覚を感じます


実はそんなこと、ぱっとみても、感じない自分が
ずっといたのです。この10年くらいでしょうか
アートが、すーっと目にはいってくるときがあったのです
それは、生きるってことを、考え続けていたから?
佐藤忠良の「今年やることは、去年の続きです」という
言葉や、スケッチから?
なにかが、つながったのです


生きていくうえで、とても大事なことは
生きる、生きようということに、常に前向きで、力強いことです
その心を、ずっと鍛え続けることです
それは、自分の大事だと思う人が、虹のかなたへいって
その人を、残された仲間と、思うということがあって
それから、思うようになりました


生きることって、みようによっては、なかなかしんどい、大変なことです
だけど、一方、生きていれば、素晴らしいことにもあえる
生きててよかった、ていう瞬間に、会うことができます
そのことを、信じて努力する姿というのが、なんて素晴らしい
美しい、尊いことか、そう思いませんか


会社は、人が集まって、みんなが幸せになるために
チームでやっていこうというところのはずです
そのチームは、蒸気機関車が、先頭だけにひっぱられて
がたっぴしゃっとしてるのにならい、リーダがひとりで
ひっぱってる姿っていうのは、よしとしません
新幹線のように、そこらじゅうにモーターがあって
スムーズにうごくようなチームにしていきたいと思っています


そのモーターをもった人って、どんな人ですか?
というと、生きることに貪欲な人ってことに
ならないでしょうか


生きることに貪欲であれば
やっぱり、心を鍛えること。頭のレッスンだけでなく
心のレッスンもすすんでうけて、生きよう、さらに
力強く、リズミカルに、生きていこうと常に思ってる
ことが、どんどんでてくる、そんなイメージがある


ときに、アートにふれて、生きる力を感じたら
教えてほしい。心がふるえたら、それは素晴らしい時間
生きることを、いいなと思える瞬間にできるだけ
会ってほしい