山が、輝いてる

先週あった、社員旅行に行く前に、社員につぶやく自分がいた
山が、ほんとうに、きれいなんだよ
そんな山をみせてあげたい


そんなつぶやきをしていて、あれ?天気がよくなかったら
どうしようと・・・
金曜日、出発の日は雨模様。あーあ。残念ながら、これでは
いい感じの景色は期待できない
それでも、車のなかからかもしれないけど、低くたれこめた、雲があり
それなりに楽しむ、社員の顔、顔。昼はセミナーの
都合で私は別行動だったのだけど、BBQを楽しんだようだ


アルペンドルフ白樺につくと、思い思い、それぞれ、風呂にはいったり
卓球をしたり、ボーリング、スカッシュと楽しんでる社員たち
でも雨はやまず・・・
大型の双眼鏡を、もっていって、「降るような星空」を期待したのだが
それも、かなわず・・・


ところが、翌朝、土曜日起きてみたら、青空がでてる。わーい!
ワーイ。これなら、ロープウェイにて、登ったところで
きっと、いい景色がながめられるぞと思った。


朝ごはんを食べてるときから、うれしくて、にこにこしながら、今日、どんな
景色がみれるか、想像した
北八ヶ岳ロープウェイの、パンフレットにもあるのだけど、いい感じの
展望台からは、八ヶ岳はもちろん、南アルプス北岳木曽駒ヶ岳
御嶽山北アルプスの山々。穂高槍ヶ岳もみれるとある


実際、ロープウェイのなかと、少し歩いた、森林浴展望台にいかないと
北アルプスまでは、見えない。でもロープウェイの
山頂駅付近でも、南アルプスであるとか、木曽駒ヶ岳などは
かなり、いい感じで見える
山が、輝いてる。さらに持参した双眼鏡でながめてみると
その姿は、よりリアルになり、その遠くの峰にいたるまでに
何重にもつらなる、山々があることが、わかる


まるで、自分が仙人か、翼をもったなにかになったような
錯覚がおこるくらい、普段の、街中の風景とは全然ちがう
パノラマがひろがる。山が輝いてる。呼んでるように、思える


この景色を、社員の何人かと、共有できて、ほんとうによかったと
思う。美しいものは、こんなにも、人の心をなごませ
またきっとふるいたたせる、エネルギーももってるものだ


神としての、山が日本中にいくつもあるけれど、宗教的な意味って
いうのは、ほんとうはわかってないのだけど、こうして
山が呼ぶような、そんな景色にふれると、それは単なる景色では
なくて、やっぱり心のよりどころといっていい、ほんとうに
心にやきつけておきたい、いいものになるという感じがする
拝んでしまいたい。


東山魁夷が、学生のとき、木曽あたりを、キャンプして旅行したことが
あって、そのことが、山を描こうというきっかけになったことを
その手記にのこしているのだけど、若い社員が、今回みた
山をみて、すがすがしい気持ちをもって、それを
ときどき、思い出してみてほしいなと思う


人間は、生きていくのは、それは「楽しい」ことばかりは
ないでしょうが、自分で自分を元気にする工夫をもっていたいと
思うのです。そうしたひとつが、社員がいっぱいいるところで
いっしょにながめた、山の景色ということも、あったら
素敵だと思う


信州の山に感謝。その日、青空にしてくれた、神様に感謝
集まって、いい時間をいっしょにすごすことができた、社員のみんなにも
感謝です