実現可能性続き

実現可能性ということと、いまの会社の状態にあわせてやりたいと思ったことを
ひっこめること、このことがときに同じだと思えてしまうことがある


実現可能性を考え、「理想」と思って考えた案をそのまま実行するのではなく
ときに、時期を改める、ときにやり方を工夫して、一部実行する。こうしたことは
現実に会社を運営してる、実務者であれば、おそらく毎日のように必ずやる
必要な考えといえると思います


ただ、こうしたことを、毎日のようにやっていると、だんだん、
現在のできるところ、やれそうなことばかりを実行してる、「理想を忘れた」
ようなことにならないか?


こうした反省は、一定のサイクルですべきなんだと感じてる
仕事をもつということは、一面は「生活」がなりたつように、一定の
収入を得るということが重要です。もう一方、自己実現であり理想を
追うという部分がほしいということを感じます


池井戸潤の小説「下町ロケット」の主人公のセリフがある。会社は
二階建てでいきたい。一階部分は、食べていくためにどうしても必要な
ものがある。玄関、台所、トイレとか。二階部分は、夢の部分にしたい
やりたいことをこだわるということが、ほしいじゃないか
そうでなければ、窮屈じゃないか


私たちの会社は、システムを作る会社です。おかげさまで、いまのところ
中期的にみて、需給バランスでいえば、需要が上回っているように
見えます。当社のシステム開発の仕事が、継続性、安定してきてる
といってもいい部分があります
もうひとつ、新しい技術への挑戦、そして高いレベルで、クリエイティブな
ことを感じられる仕事をめざしたいと、思います


理想を持ち続けること。このことは、こだわりをもって、生きるということと
同義だと感じることがあります。自分がどう生きるかということは
必ず人間は考え続けなければなりません。そのとき、「よりよく生きよう」と
するならば、なおさら、自分の能力を磨き、自分で自分のpositionを
とっていくということが、まさに挑戦せよということがあると
感じます


足元をかためて、ときに挑戦できるように、環境を作る
技術者であり、会社のあるべき姿、理想のひとつだと考える