旧友との交流

いっとき、とっても親しくしていた人と
旧交をあたためる機会をもてました


もう何年も、ゆっくりは話せていないのだけど
たとえば、共通でいっしょにいった場所


信州安曇野碌山美術館


奈良では、大和文華館、中野美術館
薬師寺、十一面観音像のある、聖林寺安倍文殊院


あまり、いっぱい共通なのにびっくりしました
もちろん、世代もいっしょゆえ
読んだ本がきょうつうなのは、うなづけるのだけど
「あかねさす」 永井路子
など、自分のその後の行動にまで、影響した本が
読んでるよというと、もううれしくてしかたがない


上にもだして、このブログにもまえにかいた
中野美術館でみた、村上華岳という名前にも
反応してくれたのは、うれしかった


そうしていて、たとえば、碌山美術館からの
つながりで、彫刻がよくて、佐藤忠良という名前を
だしたら、それは知らなくて、知らないから
興味深そうにメモしたりしてくれるのも、とっても
うれしかった


その日は、金沢文庫に、神奈川県の厚木の奥、大山の
ふもとにある、日向薬師秘仏薬師如来像を
いっしょにみて、その姿のやさしいこと
表情の、素直なことに、いいなと見入りました


友達はいいます。
私は京都よりむしろ、奈良がすき
お寺というより、仏像に会いに行きたい


いっしょにみた、薬師如来は、鉈彫りという技法で
ある意味、特殊な仕上げのようです
鉈彫りといえば、生まれ育った、弘明寺の観音像がそうです
でもあまり、例はないらしいですが
神奈川県にも、こんなふうな、時代をへて息づいてる
仏像があることがうれしい


プチ同窓会をかねて、予定した読書会を行いました
これも、楽しい。実際、内容を掘り下がるというわけでは
ないのだけど、作者の描いた背景だとか、その背景と
自分たちとの接点、ちょっと、世の中の批判めいたことも
少しでますけど、それはあくまでも、調味料として
同じ文章を読んで、こうも見解がちがうということに
また、ひとつ面白いなと思える時間です


なつかしい、街の風景を楽しみ
仏像を楽しみ
旧友と語る
なんて、いい休日の過ごし方でしょうね
楽しかった!