鎌倉が好きです

鎌倉を歩くと、なにかいいことがありそうな
気持ちになります


お寺が多いということが、ひとつあります
なにか、日常、ほっと息をつきたいなんてときに
お寺に行くというのは、なかなかいい感じなんです


鎌倉駅の東口をでて、駅を背にして、ターミナルを右回りに
通って、東急ストアを右にみながら、進みます
道なりにちょっと進んで、若宮大路を横切りそのまま
大町のほうに向かいます
車がそこそこ通るのですが、あまり広くない通りを
すすむと、右に東身延とよばれるお寺があり、そこを
通りすぎて、滑川をわたったところに、妙本寺の入り口が
あります


妙本寺は、駅から近いということもあるのですが
鎌倉の寺に多い、谷(やつと呼ぶようです)の奥まった
ところにあって、境内をすすんでいけば、いい感じの静けさを
もつ、寺です
とくに、さきほどの入り口から、はじめの門をはいり
だんだん、雑木林の奥へむかっていく、アプローチが
とても好きです
なんていうか、自分が現代から、中世の鎌倉の街ができたころに
タイムスリップしていくような、錯覚を覚えます


ひとつは、静かだということがあると思います
おそらく、鎌倉時代にも、人は暮らしていたでしょうけど
もちろん現代のように、車の音などない、もっと静かな空間が
あったでしょう。そういう想像とともに、だんだん静かになっていく
空間にひたるのは、いいものです


鎌倉というのが、自分のほんとに子どものころから、行っていた場所
ということも、大事な要素のようにも思います
そして、その様子は、少し乱暴にいえば、変わらない風情を
残しているのです。古都ということで、そういうことを
街が望んでるということも大きい感じがします


鎌倉の駅に近いところで、商店街をぶらぶらしているのも
なんとも、いいものです。雑貨とかうつわの店、パン屋、食べ物屋が
多いのも、楽しいものです
うつわを見るのが楽しくなってきて、鎌倉はそういう、なにか自分のみつけた
自分だけのものを、さがしたいというひとが集まるのか
お店もそういう感じであるようにも、思います


鎌倉彫という工芸品もあるということも、ひとつ関連してるかも
しれないです


鎌倉を知りたいなら、歩く事ですね
そんなに、大きい街ではありません
でも、はじからあるいていたら、すぐ一日たってしまいますけどね


上に書いた、妙本寺のある、大町あたり、鶴岡八幡宮の方向に行くと
日蓮が辻説法をした場所がでてきたり、かつて幕府のあった
宝戒寺があったりと、歴史にくっついてる、名所ということでも
にぎやかです


鎌倉、やっぱり年に何回かしか、行かないですが、何度行っても
楽しい、うれしくなる場所です