アイデンティティ

仕事をするということで、自分がなんたるかということに
ついて、考えてほしいと、感じます


社会人になって、1年、2年と過ぎたころでしょうか
自分はこのまま、仕事していて、どうなのか?と疑問に
思ったことがあったんですね


それは、とてもふつうというか、あるべきことの
ように思います
ある部分の仕事はよくできる、ああゆう立ち回りは
下手だなとか、感じながら、今後の仕事はどうなっていくだろうと
いろいろ、考えたりしたのです


いま思えば、例えば、まわりの人をうまく使いながら
動くといって、組織でいえば、どうしても避けて通れない
そういうやり方、20代の自分にうまくできるなんてことは
そうそうはないということありました。まわりがそれを、なかなか
よしとしてくれないです。また、やっぱり信用、人脈という点で
なかなかだ、そんなふうな分析にいたるには、やっぱりそれこそ、経験がものを
いいます。
言ってみれば、バランスを欠いた、状態での「疑問」に
あたっていたということになるでしょうね


数年前知り合いになった、人材紹介の仕事をしてる人がつぶやいたことが
よく思い出されます。それは、転職の相談にくる人、会ってみると
ある一定の客観的な見方をしたとき、マッチするだろうなと
思うような、職種、立場をめざすという人は、すごく割合として
少なくて、その人にマッチしないと思う方向をめざすんだという
相談がすごく多いんですよと話していた


これを、聞くとすごく思い当たることがある
転職していく、そういう場面にでくわすことは
いままで、自分も含めて、仲間だったり、そして自分が
その相談をうけたりということで、あるのですが
ひとつの、パターンとして、「ちがう自分になりたい」
ということがあるようです


これ、相当な能力が高い人であれば、やっても成功する
確率が高いかもしれないですが、なかなかそうそう、確率は
高くないのが、一般的だろうと、感じます


仕事をしていく、成果をだしていくってことは
本当に大変ですから、その人の全人格をあげて、とりくんで
なんとか、ぎりぎりということが、多いのではないでしょうか?
そうしたとき、もっと自分の潜在能力みたいなものを、ひっぱり
だせば、より素晴らしい、立場で仕事ができるんだというのは
かっこいいですが、一面、「甘い」ということも多いのは
想像できるところです


仕事をしていて、アイデンディティをどう求めるか、
どう迫っていくか
おそらく、一生かけて、追い求めるテーマです
認識の原点を、間違えないということが大事です
自分がやりたいと思ってること。それがどうしても
時間がかかっても、やるという覚悟があるなら
ぜひ、そのことにこだわるのは、悪くないと感じます


私は人材育成です


そして、原点はこだわっていい
ただ、花開かせ方は、そこそこ柔軟な考えをもつ
というのが、「生き残り」の方法なのだろうと
感じます