鎌倉

鎌倉に来ると、お寺の静けさを味わうのが楽しみです


円覚寺。13世紀、元寇の危機を救った北条時宗が、双方の戦死者を弔うために
作ったという、北鎌倉にある大寺です。鎌倉のお寺はたいていそうですが
山を背に、谷(やつ)と呼ばれる場所にあります。場所から、時間によっては
日がさすのが限られてるようです。そして音を吸い込んでしまう、という
効果があるようで、ほんの数百メートルを歩くだけで、街の音は遠くなります


一番奥まった、黄梅院にて。静けさ。聖観音菩薩、木に刻まれた
千手観音。これらが迎えます。仏像たちは、ふるければ、数百年という
ときを刻んでいますね。
そのとき、そのときで、手を合わせた人がいて、祈りをささげてます
仏像は、心のやすらぎを、与えてきたのではと、推測します
はたして、その祈りは、聞き届けられたのか?であるとか
どんな願いがこめられたのか?とか、そういうことは
もういいのではないでしょうかね?
つまり、数百年のあいだ、たくさんの人が祈りをささげ
じっとをれをうけとめた、その事実が素敵なことなんじゃ
ないでしょうか?


鎌倉に来ると、小粋な店に立ち寄るのが楽しみです


鎌倉駅東口を出て、ロータリーの向こう側に行き、駅を背にしてそのまま
あるくと広い通りにでます。若宮大路です。春には桜が見事な道。
源頼朝が作った道がそのまま、いまも、鎌倉の中心にあります
その若宮大路にでて、左に行くと、ほどなくスーパーの2階に
琥珀」という明るい店の、コーヒーショップがあります
席はゆったりとってある。窓が広い。それだからとても明るい
また、コーヒーはとてもていねいないれかたです。ネルドリップというんおだ
そうです。やわらかい味がします


自分で自分の心を上向かせる方法って、なんですか?
私のひとつのやりかた。友達にはがきを書く事です


この「琥珀」にて、なんどそういう時間をもったでしょう
5回くらいはあるでしょうか


鎌倉に来て、なにげなくみかけた、寺の境内からのいい景色。
海辺をあるいていて、みかけたなつかしいもの。そんなことを
ひとこと添えて、「元気ですか」「元気でやってるよ」とあいさつの
はがきを書きます


友達の笑顔を思い出すこと。これがまず、一つ目
その友達にいまの自分のなかにある、「いい感じ」を伝える
工夫をするということで、二つ目
それから「書く」という行為そのもの。これが三つ目


これらが、私の心を鼓舞します


おそらく、今年も何度も自分で自分の気持ちを奮い立たせる
そんなときがあるでしょう
そして、できればそれと同じ回数か、もっと多くか、仲間と気持ちを
高めあい、ビジネスにおいても、プライベートにおいても
充実したものにしていこうと、思います