自己実現

経営品質向上テキスト by 岡本 正耿 井口不二男 P.20


マズローは人生に成功し満たされた人々を観察して、共通の特徴をみいだそうと
しました。彼が研究したのは、アルバート・アインシュタインやエレノア・ルーズベルト
など立派な人々だたのです。そして、こういう人々は共通して「あるものになりたいという
欲求、自分がなれるものになりたいという欲求」があることを発見します。個人が自分の
個人的な潜在力を達成するという、この欲求のことをマズロー自己実現欲求と
名づけました。音楽家は曲をつくり、芸術家は絵を描き、詩人は詩をつくるように
人はなりたいものになるというのです


自己実現について、そうするのだ、そうしたいとどこまで
真剣に考え、行動できるのかということが、生きるということを充実させる
キーポイントだと考えます


さらに、本ではこう続きます


よい人々がよい組織をつくることは間違いありません。しかし実はよい組織は
よい人をつくりもするのです。優れた組織で語り継がれる伝説は「判断の貯水池」
などとも呼ばれます。凡人を勝者にかえてしまうのが、こうした成長志向組織なのでしょう


さて、本当にそうであれば、この成長志向組織に、システマーズをぜひしたいと
思います。このことが、何度か書いてる、みんなを幸せにするシステムを
作る会社なんだと、思います


凡人は平凡たることを、考え、勝者は、理想を実現することを考えます(同書)
凡人である、自分たちが、ある考えを、とことんすすめ、その考えに
基づく行動を重ねることで、理想に近づく事。これが企業が求める
仕事するということに、他ならないと思っています。そうであれば
上記のマズローの考えと重なり、理想を忘れずに仕事することは
凡人を勝者にする、ストーリィとくっついてくるということになるのでは
ないでしょうか


二十代のころに、所属した会社が掲げてる目標に向かって、真剣に
努力する大人たちにであい、ちょっとびっくりしたのです。仕事を
することって、そういうことなのかと、目をひらかされたと思っています
個人ということでは、学生のときも知っているつもりでした
つまり、自分で目標を掲げたら、一心に努力していく人がいること
そうした生き方はいいなということ


組織という単位で、ある数字の達成にむかって、真剣に努力できる集団
これは、強いなと思いました
ただ、その組織の末端といっていい、若手だった私は、そうした目標数字の
決定などとは、無縁でしたね


20代で、企業の進み方、生き方にふれた自分は幸せだったと思います
強い、組織とはどう動くのか知れたというだけでも、貴重です
さて、そういうなかで、ビジネスで生き残るということをかけながら
会社は進みます


もとにもどって、会社が強くなるということは
社員が自己実現していくことと、くっつくはずです
自分が自分のやりたいことに、はっきり目覚めて、努力してる状態を
作る。その点がどうしてもやりたい。
せっかく、この世に生きて、そしてお互いいっしょに仕事しようと
決めたのです。だったら、本当に充実してる、という時間を
ぜひ作ってほしい。そのあとおしがしたい


自己実現していくことの、スタートは自分を好きになり
自分を信じることからです。そうしたきっかけを、だしていきたい