信州の山を見に行きたい

信州、安曇野からみる、山の姿が好きです
冬、雪におおわれて、白く見えていた山の雪が
溶け出し、7月くらいにかけて、ところどころに
雪渓が残る、美しい景色が見れます


安曇野の、豊科という地名がついてる(ちょっとまえ
まで、豊科市だった)あたりからみえる、常念岳
常念坊とよばれる、雪形がみえることから、その名前が
あるのは、有名な話です


安曇野で、西側、北アルプス側の山をみたいなら
午前中に行きます。太陽が東側にあることで、山が
いっそう、美しく、映えるからです
そして、ゆっくりながめたいなら、反対側の東の高台に
たつということが、山をながめる、王道といっていい
やりかたです


もう10年ほど、まえでしょうか。北アルプス展望美術館
池田町立美術館に、山下大五郎という人の回顧展をみました
その解説に、山下は、安曇野の風景と出会い、一般の人に
安曇野の美しさを伝えるということに、その画家としての
役割を見出した。ということが書かれていました。


去年、同じ美術館で再び、山下の作品をみたときに
その息子の人が、「親父は、安曇野にでかけていく、そのでかける
途中が好きだったらしく、列車が信州に近づいていくと、わくわく
して、絵が描きたくなると言ってました」という話を載せていました


安曇野に行く。そう思うだけで、なにか恋人に会いに行くような
わくわくを覚えるのは、安曇野がすっかり気に入り
何か所も、ぜひ見たい場所ができ、寄りたいお店もあって
そう、まるで第二のふるさとのように感じてるからでしょう


安曇野には、移住したアーティストがたくさんいて、もう
移住したというより、すっかりそこに根をおろし
アートを楽しんでる。いってみれば、芸術家村といった
様相があります
それは、北アルプスはじめ、その景色がアーティストたちの
心をつかんでるということがあると
思っています


まだ、実現していませんが、中央線の小淵沢から、小梅線にのり
小諸にでて、そこから、ぐるっと大糸線にはいりこむ、そうした
ローカル線の旅をしてみたい。もっともどうつながっているのか
まだ、調べてはいないけど。
去年、清里を経由して、八ヶ岳の赤岳にのぼったとき、小梅線の
ローカルぶりに、ちょっとあこがれました
駅は、無人、電車じゃない、ジーゼルカーですね、そのなかに
料金徴収のしくみもありました。まるで、路面電車のようですね


路面電車といえば、先日京都で、嵐電とよばれる、路面電車
のりました。ああいう、のんびりとした走りにゆられると
なにか、心のなかの、懐かしい部分がでてきそうな、衝動が
ありますね
電車自体が観光資源になるのも、わかる気がします


さて、信州。なぜ、山をみるのがそんなにいいのか
わかりません。おそらくは、ずっと山を見つめていた
そんなDNAが人間にはあって、ということにちがいありません


東山魁夷が、日本の美しさは、海の美しさと山の美しさだと
言っていますが、信州は、おそらくは山を好きにさせてくれる
そういう場所です