10代のころ

香山リカさんの、十代のうちに考えておくこと、という新書を
ときどき、新入社員研修のネタにつかったりしています


その、冒頭の言葉として、香山さんは、十代のときのたいへんなことと
いったら、そのあとの人生は寝てるんじゃないかっていいたくなるほど
大変だと思います・・・とつづります
そこまでは、どうかとも思いますが、たとえば、高校に通った3年間というのは
やっぱり、すごく鮮明だし、濃い時間だったなと思ったりはするのですね


高校時代は、ギターに、音楽にはまっていました


井上陽水という、歌手がいます
いまでも、活動してますから、知ってる人は多いと
思います
歌は、せつないような響きのある、フォークソングですが
その歌声に、ひかれました
歌詞が、ちょっと難解だったりします
そのことを、仲のいい、吉田拓郎は、「自分たちが、日記を
読むようなそんな、歌詞でうたっていたときに、あいつは
びんせんに封筒、をだしたんだよ」という言い方で
表現しました


ストレートなんだけど、ちょっとだけ、品のいいというか
ストレートさのなかに、ウィットであり、センスを感じる歌詞


白鳥英美子という歌手の歌声も好きでした
高校の軽音楽部では、女性ボーカルのグループで活動したことも
あって、女性ボーカルを結構聞いていました。そのなかでも
とびっきり、声が素敵で、ひかれました
ベトナムの歌をずっと歌っていますね。その歌が心に響きました


その歌は、たまたまですが、大学のときに、悲しいことが
あった、そのときの心を少しいやしてくれました


人が死ぬということは、とっても悲しいことですね
特に若くして、人が虹をわたるということは、本当に
身を切られる思いをします
だけど、その虹をわたってしまった人の近しい人にとって、
死んだという事実が、一番苦しいのかというと、必ずしも
そうではない、ということを、知りました
つまり、死、という事実ももちろん悲しいのだけど
近しい人からすると、なぜ、死を若くして選んだ
その理由がわからないのが、苦しいのだというのですね


生きていて、ほんとに、苦しいことというのは
人の死にむきあわなくてはならないこと
それも、その人が自ら死を選んでしまったというとき
そのなぜ、が受け入れられない、そういう、なんてくか
心に十字架を背負うといったらいいか、そうしたことに
直面するという、苦しさ。生きていかなくては
というのは、そうしたことも、知らなくてはいけないのか
そんなことを、思いました


生きてるということ。たっぷり睡眠がとれて
ご飯がおいしいこと。そういうことのくりかえし
なにか、こう書いてしまうと、軽いのですが
生きるというなかには、10代から思ってるなにかを
感じ続けることも、はいってるんですよね