坂本竜馬は勝海舟に出会いました

人と人が出会うということが、大事で、とても不思議で
そういうことがあるから、生きててよかったとも
いえるかなと思います


坂本竜馬は、勝海舟に出会って、弟子になります
出会ったとき、師として、その人から吸収するということで
自分が、伸びることを、信じられた


実際、司馬遼太郎の小説でしか、その様子は知らないのですが
司馬は、まさに竜馬がその活躍のおおもとといっていい
いろんなことを、学ぶ大きなことだったと扱います


ここで思うのは、出会ったときに、その出会いを、自分のために
ものにしようと、気づいて、そう行動するという素晴らしさです
たくさんの人、自分も含めて、素晴らしい人と出会っていても
その素晴らしさに気づけず、吸収すべきものがあっても、見過ごして
大きなチャンスを、見逃してる、そういうことがありそうです


司馬遼太郎は、その小説のなかで、そうした、出会って
ひかれ、師として、行動してる竜馬を、いきいきと書いています
あるときは、こうです。神戸に軍艦の学校を作る時の
資金を、松平春嶽にお願いに行きます
これ、勝海舟の紹介とはいえ、ひとりの若者が、親藩のお殿様に
巨額の資金援助を頼みに行くということですね
それも、相手を感動させて、成功するのですよ


こういう、人を説得するという力を、どこで竜馬はつけたのでしょうか?
生まれ育ちが大きいのかもしれないですが、どうしたのでしょうね
きっと、出会いを自分のものにできることと、つながってるのかも
しれないです


出会いが大切。このことはずっと思ってきたことですが
実際、自分が出会っていて、自分のなにかに、くっつけられてない
そういうことの反省をもっとしたほうがいいと、最近思います


去年、信州でであった、うつわの作家さん
その人の、自在鉤を、思う気持ちに、心が傾きました
なにかを、好きになるということの、その心の輝きというか
その行為そのものの、高さ。


出会うということと、好きになること
楽しむことのわくわくは、やっぱり、くっついてるのかなと
思うのです
竜馬も、舩が好きなのです
だから、軍艦を学ぶということも、竜馬らしくやれた


せっかくこの世に生まれてきて、生きててよかった
という瞬間を、一回でもいい、強く感じてほしいと
思います。そういうことがあれば、そのことを
たとえば、自分の大事な人と、いっしょに感じたいとか
誰かにこの感動を伝えたいとか、その「いいこと」
「素晴らしいこと」を、つなげていくという行動が
素直にでてくるのだと、思います


そのことから、人と人がまた出会い
好きな、思いを、つなげてみようという、そういう連鎖が
起こっていくと、感じます


生きることは、素晴らしい
そう、素直にいえる、自分でありたいです