ひと手間かけるということ

瀬戸内寂聴さんは、テレビ番組のなかで
自分を好きになりなさい
自分が好きになれないひとは、人を好きにはなれない
という話をして


自分が好き
自分がいいと思ったことを、相手にして
相手がよかったという経験を摘みなさいと言っています
それが、幸せになる、第一歩という話をします


めんどうくさい
どうせ、〇〇だから、やらない
やっても、〇〇だろう


そういうことを、言わない、やらないことにしましょう


ちょっと、ひとてまかけて、やってみる
だめかもしれないけど、やってみることからはじまる
そういうことを、言いたい。伝えたい


ほんのちょっとの差で、いいことに気が付き
いい、生き方につながっていくと、信じています


ひと手間。
ごはんが好きです
ごはんが、あつあつもいいけど
いい感じに、さめてるのが大好きです
そこで、あるとき、米びつを買いました
そのいい感じにさめてる、ごはんを食べたいからです


炊飯器にいれっぱなしにしておけば
あったかいし、なにしろ、手間がかかりません
米びつに移すと、その移すという手間
もちろん、使った後に洗わなければならないという
手間がふえます


だから、結構な割合の人は、わざわざ、米びつなんて使わない
私は使う。
使い続けて、何年でしょうね
そのことが、生きていく、積極的に生きていく
自分なりの宣言なんです


どこまでも、やれとはいいません
だから、おいしいかもしれないけど、私は羽窯までつかって
ご飯はたきません。電気の、炊飯器で、タイマーをつかって
ご飯は炊きます
ただ、できる範囲で、ひと手間かけて、やってみる
そういう態度が大事だと言いたいのです


生きていて、出会った人と、なにか、そのとき
自分たちにしかできないこと、やりたい。それが
私の生き方です
そうなんです
その瞬間ということまで考えたら
だれもが、他のだれも、経験できない
その一瞬を生きてるのです


だったら、その一瞬が意識して、できれば
客観的にみても、ああ、貴重な一瞬だなという
生き方をしたいじゃないですか
自分がいいなと思える一瞬を感じたいじゃないですか
そのことが、大事と伝えたい


だから、ごはんは米びつにいれたい
だから、笑顔であいさつをしたい
そういう気持ちが自然にでる、積極的な気持ちが
いつもある、自分でいたいです