怒るリーダー、ソフトなリーダー

井上眞一


高校女子のバスケットボールで、全国優勝の常連の
指導者。その道ではとっても有名な人だといいます
NHKの番組、プロフェッショナルでその存在を
知りました


私の出身高校も、特に女子バスケはとても強かったのを
覚えています。体育館に、怒鳴り声が響いていました


番組をみると、それどころじゃない、ぐぐっと直球の
怒鳴る声の連続です
だけど、生徒は委縮しない
不思議なことです


実際、私の高校の仲間のバスケの選手だった仲良くは
あんなつらいものはないと、つぶやきました


一方番組のなかででてくる、生徒の普段の顔の明るいこと
指導する井上のことを語ることの、明るくそして
誇らしげでもある
すごい差です


もうひとかた、今週あった、最近親しくなりつつある会社の
社長さん


ソフトなんです


社長なんてやっていると、どうしても、「やりたいこと」
「人をこうして、動いてもらう」ということを
ずっと考えていて、ソフトなということは
なかなか、できなくて「強烈な」であるとか
「くせのある」タイプの人に会うことが多かったのです


その社長さん、若いときから、かなり苦労されたらしい
そのことが、おそらくは人にソフトに、その背景には
おおらかな気持ちで人に接しようと、それはおそらくは
「哲学」といっていいものがあるように、感じます


素晴らしいことです


二人に共通してるのは、おそらくまわりの人が
そばにいたい、その人の言うことを、守ってやってみたいと
思ってるということじゃないでしょうかね


リーダーの理想のひとつは
まわりにいるひとが、自然とそのリーダについていく


もちろん、なにもしないで、自然とは
ちょっとありえないでしょうけど


私もできれば、ソフトに接して、もちろん必要なことは
伝えるとしても、「強引に」だとかあさけたいと思っています


井上は言います
僕は、怒っていない、起こったふりをしてるんだ
そのことは生徒は知ってるんだと


すごいなと思います
なんていうのか、やっぱり、理想です
ある意味、怒ってるんです
でも、それは、長期的にみて、いいと思う信念に
裏打ちされてる
そこまで、本人に伝わるから、だから従う


すごいな。
やっぱり、すごい人っているものです